さて、今年ももう終わりですね!
年末最後のツクール関係のコンテストとして、
小さい規模の「3分間ネタゲー」というのが12月31日に
放送されるということで、今年はネタゲー見てツクールは
終わりかなー……と思っていたのですが……。
『放送10作品されてないじゃないか!』
おいおい、運営さんよ。
おらのワクワク返してくれよ!
おのれ、運営め!
素早い対応や快適なサービスやこまめな放送と、
良いサービスだからって、
何をしてもいいってわけじゃないんだぜ!
こうなったらその企画に便乗して
他記事が間に合わなかった俺が遊んで記事にしてやんよ!
てなことで、取り上げられなかった作品、
ちょこっとプレイして感想書いこうと思います。
ちなみに、年内でやろうと思っていたことが
終わらずに始めたこの企画なので、
24時ぐらいまでにプレイできたものだけになります。
挑発脱出
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-001.jpg)
1時間で脱出させるゲームに参加……のはずが、
運営のせいで4分に……
脱出できるわけがねぇから、時間切れの時に
動く予定の敵キャラ使って脱出しようぜ!的なお話。
一般的な脱出ゲーム同様にマップ上のオブジェクトを
調べてアイテムを探していくといくルールなので、
とてもプレイがしやすかった!
一方で、手に入れたアイテムを使って、
敵キャラにいたずらを仕掛けていくという内容になっていて、
とにかくそのイタズラが幼稚!
水を掛けたり、みかんの皮を絞ったりと。
幼稚ないたずらを繰り返して脱出につなげていくという点が、
非常に個性的で面白いネタゲーでした。
■ ゲームプレイ
挑発脱出
年明けに子供が金を奪いに来る
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-002.jpg)
親子で家族団らん過ごしていたところに
目を覚ましてきたもう一人の男の子。
しかし様子が変、カネヨコセと、もうひとりの
子どもを襲い出すことから始まるショートストーリー。
お年玉とかに群がる、子どもたちをゾンビのように
描いている点がジョーク感あって面白かった!
子どもたちに対し、大人たちが取る行動もお金に結びついていて、
ユーモアが溢れてる。
短いながらも、「子どもが襲う」「外に逃げる」
「お金がなくてピンチに陥る」「オチ」という
起承転結がしっかりとできていたようにも見えたので、
短い時間でニヤッとする楽しみが味わえる作品でした。
■ ゲームプレイ
年明けに子供が金を奪いに来る
恐怖!呪われしハロルド
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-003.jpg)
少女が目を覚ますと、いつもいるはずのハロルドがいない。
そして、部屋の奥からは何か物音が……。
ギャグ的なホラーさも感じられる逃げゲーム。
こういう逃げゲームって、「逃げるための口実」に関する
説明が長い作品が多いと思うんですよね。
そんな説明を、イラスト表示を使ってぱぱっと
イメージさせている演出はすごく特徴的で勉強にもなった。
追いかけてくるキャラクターもイラストを弄っており、
逃げる途中でもドドッと目に留まるような演出もあり。
短い時間でニヤニヤっとしながら楽しめる、
ぷちホラーのある脱出ゲームでした。
■ ゲームプレイ
恐怖!呪われしハロルド
ハガキ勇者 ネンガ・ジョー
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-004.jpg)
「99枚」のはがきを受け取った主人公が
はがきを配るというRPG要素のあるお話。
でも、年末まで時間がない! 3分以内に配り終わらなければ。
戦闘要素をうまく絡めつつ、はがきを配っていくという
発想は見たことがないような独創性のある設定で楽しめました。
途中にいる人物たちも、はがきを買ってくれたり、
紙を消費してくれるような動物だったりと、
短い時間でも色々と調べてみたくなるようなポイントや
会話が多かったです。
地味に隠し要素みたいな強化アイテムがあり、
さらに強化アイテムが罠になっているようなポイントもあり。
減らすつもりが増えちゃうなんていう、
小ネタがあるのはなんだかニヤッとしちゃう感じ。
ドット絵もMOTHERとかをイメージさせるような感じで
可愛らしさも感じちゃいました。
■ ゲームプレイ
ハガキ勇者 ネンガ・ジョー
以下おまけ
ノミネートされなかったネタゲー作品も、
12時まで時間のある限り3分ずつプレイしました。
放送やお勧めに載ってないので、古い順。
一つでも多く取り上げるため、まずは各作者さん1つずつ優先的に書いていきます。
2017年になったら終えちゃうのでごめんね!
もりのなかのみき ぶらうざ
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-005.jpg)
ネコちゃんを操作し、島を探索していくような作品。
不思議な雰囲気が特徴的で、
くだらない小ネタや雑なように見える会話、
どこかで聞いたことあるようなものをもじっている
ような感じの演出が多い一方で、セーブしておけよ!
みたいな優しさも感じられる。
社会的なメッセージなんかもやんわりと入れており、
ツクールゲームで自己表現されているというのが伝わってくる、
社会・哲学的な感じの独創性が感じられる作品です。
■ ゲームプレイ
もりのなかのみき ぶらうざ
Rapid Quest
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-006.jpg)
魔王を勇者が倒す?話がメインな作品。
とにかく、雑な感じに見せるのがすごく上手い作品!
タイトル画面前に表示されるのは本格的なシナリオ……。
そして、実際にゲームを始めると、玉座の前に勇者と思われる
人間が……。
と思いきや、いきなり魔王戦。
なんとも超展開!
そんなことを思いつつ、記事書きながらオープニングでも
見直したら、王国の名前とかもサンプール王国とか適当(笑)
脚本とかも雑っ!
でも、雑に見せるところと動きを細かく付けるところの
差が激しく、ギャップ萌え感がたまらない感じ!
3分プレイでは、魔王討伐までしか行かなかったけど、
魔王討伐後は、その超展開が実は伏線みたいな
感じになっている印象だったので、3分じゃ魅力体験しきれないような
ネタゲーでした。
■ ゲームプレイ
Rapid Quest
超王道RPG
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-007.jpg)
この作品、実は以前クリアしたことがあって、
個人的にお気に入りな作品。
魔王を倒しに行くというたけの作品なんですが・・・。
超王道RPGというタイトルを逆手に取って、
王道RPGを皮肉ってネタにしているような要素が満載。
RPG好きの好きそうな展開をすごい分析されている感じが
伝わってくる、愛も感じられるような作品。
加えて、「この装備(笑)」みたいなものも。
そして、乳首ガード超強い。
「あるある(笑)」「なにコレ(笑)」みたいな、
思わずツッコミ入れたくなるような小ネタを短い間に
詰め込んでいて、王道RPGというタイトルだからこそ
できるようなネタの宝庫を感じるネタゲーです。
■ ゲームプレイ
超王道RPG
掌勇者。
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-008.jpg)
魔王との決戦での一撃を描いているような作品。
冒頭から魔王と勇者が対峙して、今にも戦おうと思われるような
ところで流れ出す、突然の情緒的なスクロール文章。
思わずロマサガ3の詩人会話を思い出してしまった……。
さぁいざ戦うべし!と思ったところで現れる
選択肢も個性的で、どれもハズレ感しか無い。
その上、この選択肢じゃまっとうな「殴る」すら怪しく見えるww
そしていざ殴ってみたら、案の定。
その上、斜め上をいくような超展開。
横の動きとスクロール文章の使い方が上手く、
テンポの良いお笑いが楽しめる作品でさくっと楽しめたー!
■ ゲームプレイ
掌勇者。
10万円がほしい
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-009.jpg)
スクラッチくじを楽しめる短編ネタゲー。
絵柄が合うと、その絵柄に書かれた金額がもらえるんだけど、
全然合わない、宝くじの難しさを感じられる作品。
まず全然絵柄が合わないんですよね。
せっかく当たったー!と思っても、25円とか。
自分も宝くじよく買うんですが、全然当たらないリアル感を
味わえるというリアルさのあるネタゲー。
スクラッチを削るように少しずつワクワクしていく感覚や
外れたときの「まぁ、ね」という、宝くじ快感をそのまま感じられる、
宝くじ愛を感じられる作品でした。
■ ゲームプレイ
10万円がほしい
挨拶をしよう!
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-010.jpg)
挨拶をすると、リアクションしてくれるという
面白そうなゲームだったんですが……。
上手く自分では起動させることができなかったので、
体感できなかったことが残念でした。スマホで起動したら
マイクの設定が出たので、多分動いて入るのですが、
自分の滑舌が悪いのが行けないのかな?
ちょっと動かしてみたかったんですが、残念……。
でも、挨拶するとどんな感じで返ってくるのだろう。
音声認識とか、ツクールではほとんど見たことがないので、
色々なバリエーションができるようであれば、
楽しいゲームになりそうな雰囲気のある作品!
次世代感を感じられるネタゲーでした。
■ ゲームプレイ
挨拶をしよう!
旦那の居ぬ間に秘め始め
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-011.jpg)
人妻に秘め始めを求められた男と人妻のお話。
前半は、まるでコントのようなキャラクターの掛け合いで、
否定的だったキャラクターが突然ノリだしたり、
ノリ始めると、以前からその意志を持っていたかのような
立ち回りになる台詞がとても楽しかった。
中盤では、一気に動きを活用した戦闘シーンが起こり始め、
一つ一つの動きが臨場感ある動きの速さで展開していき、
丁寧な動き付けをかんじることができます。
一方で、むふふな感じのシナリオまで……。
色々な比喩表現が楽しめるストーリールートもあり、
ちょっとエッチな雰囲気も味わえるようなギャグゲーでした。
■ ゲームプレイ
旦那の居ぬ間に秘め始め
【30秒ミニゲーム】ポチポチ30
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-012.jpg)
30秒間でタイピングしていくミニゲーム。
「X」「Z」「↑」「↓」の4ボタンを押していくだけなんだけど、
スコア製なので高スコアを目指すとミスりやすくて
なかなか考えられているような要素を受ける作品。
ちなみに自分は初回81点で、二回目77点という、
まさかの結果。デザインとかもクールな感じでレイアウトが
取られており、ゲームセンターで遊んでいるような感覚で遊べる、
ネタゲーでもゲーム要素の強い作品でした。
■ ゲームプレイ
【30秒ミニゲーム】ポチポチ30
2016年からの脱出
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-013.jpg)
このゲームも以前プレイしたことがあって、
先日名古屋の飲み会でもちょろっと話した作品。
脱出ゲームなんですが、脱出ゲームのギミックを
全て2016年の事象に落としこんでいるという、
ネタを絡ませるという発想がとても独創的。
流行などを使って脱出を目指していくという要素は、
2016年から翌年へと向かっていくというような比喩にも見えて、
なかなか深く見える感覚が味わえました。
脱出ゲームとしても、わかりにくいところは
光らせているような配慮も行き届いているので、
うまく年末とゲームを組み合わせている作品だと思いました。
■ ゲームプレイ
2016年からの脱出
エキサイティングファイティング
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-014.jpg)
キャラクターを操作して目的地に向かうゲームですが。
まさかの瞬間ゲー。
すっげー早く終わり、これで終わり(笑)と
感じてしまうぐらいの速攻感は逆に爽快でした。
購入後に一時間で制作された作品みたいなので、
細かいところまでは作り込まれていない、機能手探り状態で
作りた作品かもしれないのですが、個人的には投稿を試すという
活動は重要だと思っているので、活発的な印象の作者さんを
感じられる作品だと思いました。
■ ゲームプレイ
エキサイティングファイティング
【超短編】小走りメ◯ス
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-015.jpg)
メロスをイメージした、簡易おつかいゲーム。
こちらも購入直後に制作されているソフトのようですが
投稿まで至る努力が伝わってくるさく品だとおもいます。
短いながらも選択肢やゲームオーバー演出など、
多彩な演出を使って一つの作品を作りタゲられる点は
すごいと思いました。
即死ポイントなんかも用意されていて、
「全然変わんないじゃん」が即死につながっているところは笑えました。
いくつか作品も投稿されている作者さんみたいなので、
少しずつ技術を貯めていけば、すごい挑戦的な作品を
作られそうな印象の受ける作品でした。
■ ゲームプレイ
【超短編】小走りメ◯ス
おれにまかせてさきへゆけ。
![](https://tkoolgamerev.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/netagame-016.jpg)
時間内にラスボスを倒すというゲームなんだけど、
その前にシナリオと掛け合わせて「少しずつ仲間が外れていく」という
演出を入れている点が面白く特徴的だった。
この「仲間が外れていく」ことは演出だけではなく、
システムにも反映されていて、この過程をどう設定していくかによって
難易度が変化していくという要素が面白かったです。
戦闘も絶妙な感じで、アイテムなどもしっかりと
持った状態で戦闘するので、短い作品ながらも
しっかりとRPGらしさを味わうことができたのが良かったです!
■ ゲームプレイ
おれにまかせてさきへゆけ。
以上で、ちょうど0時になったので終わります。
今後もアツマール放送とかあるので、
2017年も色々な放送とかも期待ですね!