今日紹介していくのは、15~30分程度で
ランダム戦闘方式のRPGが楽しめるフォレストダンジョンです。
2017年4月5日にseirokuさんが公開された
ランダムエンカウントを採用した短編RPG作品です。
同作者さんはこちらの作品がツクール初作品みたいです。
まずは完成おめでとうございます!
スーラという女性が求めている薬草を取るため、
主人公ダンが護衛のような形で森へと挑んでいくという
1人パーティ性のRPG。
バトルはランダムエンカウントのフロントビューを採用。
ダンジョン内は少々広めですが、エンカウント率の調整は
しっかりと行われている印象があり、プレイやしやすい感じ。
最大の特徴は経験値がなく、レベル上げの要素がないこと。
敵を倒してもらうことができるのは、
お金と一定確率で手に入るドロップアイテムのみ。
お金を消費して攻撃力・防御力をあげるアイテムを
購入することができます。
また、戦闘を有利にするアイテムも販売。
回復アイテムなども売られているので、
成長にお金をかけるか、アイテムでゴリ押しするか。
好きな戦い方で短い冒険を楽しむことができます。
短い中に王道RPG要素を詰めた優秀な初作品ゲー
さて、本作品初めての作品ということでしたが、
王道的なRPGの要素を短い作品の中に詰め込んでおり、
細かいポイントに見どころの多い印象を受けるRPGでした。
ランダムエンカウントを採用しているのですが、
数歩歩いたら戦闘になるみたいなことも
ほぼ無かった印象ですし、逃走用のアイテムも
しっかりと用意されています。
成長的な要素はお金を使うことが多め。
こういった作品の場合は、ダンジョンで稼ぐ→村に戻るという
一連の動作に面倒さが発生するケースも多いのですが、
街に戻るアイテムもしっかりと用意されているので、
ストレスもたまりにくい作りになっていた印象です。
ボス戦でも勝利・敗北で
それぞれシナリオ展開しているのも、短編としては
変化があって個人的には嬉しく思います。
入手しにくいアイテムを良いアイテムと交換できるような
ちょっとした機能もあり。
短い作品(自分は15分ぐらいでクリア)なので、
シナリオ自体はコンパクトな印象ですが、シナリオのポイントは
描かれているので、規模が小さい物語なりのわかりやすさがあります。
しっかりとRPGに向き合っている印象がゲームから感じられ、
デフォルトから延長しながらも上手くまとめている、
次回作もどんな作品を公開されるのか見てみたいとも思える、
良質なツクールデビュー作品という印象を受けました。
まとめ
短いながらもポイントを抑えているゲームバランスやストーリー、
分岐や交換要素といったプラスワンの仕組みも導入されており、
基礎がしっかりとできている印象の短編RPG。
細かい点でおちゃらけ要素を入れてある他、
プレイ時間もコンパクトだったので、RPGながら遊びやすい要素も
組み込まれている印象を受けるRPGだと思います。
今後の作品なども楽しみに感じる作者さんです。
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