今日紹介していくRPGは人間たちを攻撃する
「虫」と戦う学生たちの姿を描いたRPG「インセクト・ソード」です。

インセクト・ソード

2017年5月13日にひろやんさんが公開された、
戦闘なども入った王道的なRPG作品。
同時期にふりーむさんでも公開されています。

同作者さんの作品は「鍛冶屋のダンジョン」以来、
2回目になります。

作品紹介ページでは短編RPGとして紹介されていましたが、
当サイトでは当方のクリア時間ベースで1.5時間以上は中編定義しており、
今作クリアまで2時間20分ほど掛かったので、中編RPGで
タグ付けしています。

物語の舞台は、7年前の隕石によって、虫達が巨大化し、
人類たちが襲われるようになった世界。

人類は虫達の襲撃をせき止めるための防衛都市を作り上げると共に、
虫達と戦う高校生たちを育てる学園が作り出されていました。

主人公・ミナトも過去のある出来事から虫達を恨み、
虫達を倒すためにこの学園に入学しました。

本作品は、学園に入学し、虫達と戦う力を身に着けつつ、
虫達とも戦っていくミナトの姿が描かれています。

最初は訓練や小さな虫達との戦いに挑むことになるミナトですが、
戦いは次第に激化し、大きな戦いへと身を投じていくことになります。

本作品は主にシナリオ&単作のパートと
ダンジョン攻略の2つのパートに別れている印象のRPG。

まずはミナト達が拠点としている学園&寮を舞台に
シナリオとちょっとした探索行動を行い、
指定されたポイントなどを調べると大きな展開が発生。

ダンジョンへ移動し、ダンジョン最奥のボスを倒すと
次のシナリオへ……というのが基本のベースとなっている作品です。
(あくまで基本は……です。終盤からは少し変化します)

探索などのパートでもレベル上げなどが行なえますが、
アイテムは固定支給・探索パートでの経験値効率は悪いので、
基本的にRPGパートとしてはダンジョン攻略パートでの
ゲーム性が高い印象。

ダンジョンパートでは、ランダムエンカウントの
フロントビュー・ターン制のバトルを採用しています。

一部イベントを除き、基本4人パーティ。
敵のHP残量をHPバーで確認できること以外は
一般的なツクールMV製のデフォ戦闘です。

なお、装備はほぼ固定、アイテムは探索パートで貰えるアイテムが
決まっているので、装備・アイテム周りの自由度は低め。

レベル上げによる強化と、限られたリソースを上手く活用して
戦っていく楽しみがあるRPGです。

後半からの大きな展開に注目! テンポの良い学生バトルもの


さて、本作品は「虫」と戦うために学園に入学した
学生・ミナトが同じ班の仲間とともに、
虫達を戦っていく姿を描いています。

虫と戦う学園に入学したばかりの学生たちの姿を
描いていているため、最初に学友と出会うシーンから始まっていきます。

ただ、全体的にテンポは早く展開。
訓練などのシーンは、数日→数ヶ月経過というような形で
暗転などを上手く活用しているので、
訓練していることをシーンとして認識しつつ、
一般的に熱い展開が多くなりがちな本格的な虫との戦いまで
テンポよく進んでいきます。

学園モノらしい、学友とのやり取りもあり。

ややテンポ早すぎるぐらいに最初は見えるかもしれませんが、
しっかりと内容は抑えている感じで、だるさなどを感じることもなく、
個人的には好感触。

特に本作品、5分の3過ぎたぐらいから一気に物語が動き出すので、
全体を見てみると作品規模的にも違和感が無いように見えてくる感じです。

暗転などをうまく使っている印象で、
ダンジョンの攻略数的には4箇所ぐらいなのですが、
どんどんと戦いが大きくなっていく様子が
感じられていく印象のあるストーリーが楽しめます。

ザコ戦闘や回復回りのし掛けはもう少し調整欲しかったかも!


2時間ほどで大きな展開もあり、終わりもしっかりと
納まっている感じになっていたので、
個人的には満足できた面もあるのですが、
ザコ戦闘と回復回りはややプレイしにくく感じる点があったかも。

全体を通して、思ったのが
ザコ戦闘がちょっと大変だったなぁと思ったこと。

敵の弱点などもしっかりと用意されているのですが、
終盤を除くと魔法の威力が低く、下手すると弱点で攻めても
魔力が低いから攻撃のほうが効くみたいなことも多め。

魔法のMP消費もあまり燃費が良くないので、
どうしてもスキルに頼り気味。

また、ダンジョンパートに入ってしまうと、
帰還できずに、回復ポイントもダンジョン内のポイントポイント
だけに限られてくるのですが……。

やや入り口から回復ポイントが離れているので、
ダンジョンパートに入った→敵が強すぎる→総力戦みたいになると、
回復ポイントまでたどり着けずに実質積みになってしまう可能性も……。

時に中盤から敵がそこそこ強い全体攻撃をし始め、
波状攻撃されると耐えきれないこともあり。
技も比較的外れるので、ギリギリの戦いが失敗もしやすく、
場合によっては理不尽さや運ゲー感を感じる可能性も。

回復魔法もちょっと物足りない感じだったんですよね。
(1000とかくらうのに、600ぐらいしか回復できない)

回復アイテムのリソースも限られているので、
ザコ戦闘と回復周りの調整はもう少し欲しかったかも。

これらの要素が重なり、ザコ敵・回復周りの要素で難易度が
かなり高く、理不尽さとかにもつながる可能性があったのがもったいなく見えました。

多分、ダンジョンパート入り口に回復ポイントを置く、
敵が回復アイテムをドロップするとか、回復アイテムだけは
購入できるなどのいずれかの要素ぐらいはあった方が、
変なストレスを感じずにこの高難易度っぷりは集中して
楽しめたんじゃないかなぁ……と思いました。

まとめ


高難易度感やシナリオのテンポの速さも感じる点がありますが、
大きな展開後はテンポの良さで勢いが出るシナリオを楽しめ、
リソース管理などをしっかりとしていけば、
かなりやりごたえも感じられる戦闘も楽しむことができるフリーRPG。

ややクセが大きく、レトロなRPGばりの
リセットを繰り返す必要などが出る可能性もありますが、
しっかりと管理して進むことができれば、
能力パフ状態や回復管理などもしっかりと考えて展開していく
やりごたえのあるゲーム感が味わえます。

個人的には特に後半の展開が引きつける感もあり、
技が充実するとレベル上げや戦略の多彩さも増えてきたため、
尻上がりに楽しめる作品に思えました。

上級者向けのやりごたえがある難易度と熱い展開のシナリオもある
RPGを短い時間で楽しみたい時に検討すると良い作品だと思います。

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