今日紹介していくのは音の演出によって
何かありそう!という恐怖感が少し強く感じられる
脱出ゲーム「Muddle Space」です。

Muddle Space

「Muddle Space」は2017年3月15日に
おーーさんが公開された脱出ゲームです。

目を覚ますと、その場も自分もよくわからない……
と思っている主人公を操作して、
その空間からの脱出をとりあえず目指していくという
ストーリーになっています。

部屋に置かれているものを調べていき、
脱出に関連するアイテムやヒントを集めていく、
基本的な探索要素を踏まえた脱出ゲームです。

無事に脱出した時に主人公は気が付き、
2つの答えを導き出します。

実際に導く答えは、ぜひ皆さんの手で確認してみて下さい。

本作品は基本的な脱出ゲーム要素を踏まえている作品で、
置かれているものを調べていき、暗号を解いていくという
オーソドックスな脱出ゲームです。

規模としては超短編~短編クラスの作品で、
自分はプレイ時間8分ほどでクリアしました。

難易度としては普通より簡単めですが、
序盤のヒントが見つからないとやや難しめに感じるかも。
もし詰まってしまったのであれば、
同じものに対しても繰り返し色々な方法で話しかけてみる
というのがヒントになるのかなぁ……と思います。

音といつの間にかにで奇妙怖さにつなげる


そんな「Muddle Space」ですが、
音と違和感を気が付かせることにより、
奇妙さからの恐怖を感じさせるポイントの
上手さを感じることができます。

序盤から主人公視点での考察を交え、
違和感のある状況を伝え……。

自分の状況がわからないという主人公の真実にも
繋がっているのではないかと思わせるような
描写も入れてある。

そして物語が進んでいくと、
音楽も少々ハイテンポになり、微妙な変化を
マップ内にも作り出していく。

全体としては怖いような要素はないのですが、
心の不安を掻き立てるような要素を上手く組み込んでいるので、
プレイしながら色々な想像ができ、
最後には「まさかのそっちか!」と思えるような感覚を
強く思えるような結末を強く感じることができます。

ガチホラー向け好きには少し方向性の違いを
感じてしまうかもしれませんが、ビビリな人とかの方が
全体を通してみると楽しめるのではないかと思います。

まとめ


音や描写の演出で程よく心の不安を入れつつ、
何かでそう、何かありそうというホラーっぽい感覚を
作り出してもいるオーソドックスな脱出ゲーム。

ちょっとしたオブジェクトの変化や音の変化を
絶妙に取り入れることで、一般的な脱出ゲーム以上に
結末を想像させる幅の広さを作り出している点が
特徴的に感じるフリーゲームです。

驚くようなホラゲー要素ではなく、
奇妙さや違和感などでドキドキさせるような雰囲気の
作品ですので、空間的な想像を刺激させるホラー感が
好きな人向けのホラー要素がある脱出ゲームです。

Muddle Space

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