諜報活動のスペシャリストとも言える忍者。
ゲームやアニメなどでは炎や水を操ることもあり、
「すげーかっこえー!」と思えるかもしれませんが、
いざ分身の術とかだけ見てしまうと、地味……と思う人も
いるのではないでしょうか。

忍者ってダサくないことを見せてあげましょう!
今日はパズルゲーム要素の強いフリゲ「ニンジャってださくね?」を
取り上げていこうと思います。

ニンジャってださくね?

もくもくさんさんが2016年12月4日に
RPGアツマールで公開されたフリーゲーム。

公式放送か何かで、人気実況者の方に
取り上げられたこともあった作品だと記憶しています。

ボタン同時押しに自信のなさを見せる忍者に対し、
忍者ってダサくない?と言われてしまった主人公。

分身の術を使って、同時押しにチャレンジするという
簡易的なストーリーのもとに始まるミニゲームです。

本作品の目的は、複数のボタンを同時に押すこと。

主人公は分身の術で二人になっていますが、
動きが連動してしまいます。
例えば、上に移動キーを押せば……。

2つのキャラクターが同時に動いていきます。
この動きの連動を上手く活用し、全てのスイッチを押せばクリア。

スイッチを同時押しできれば次のステージに進めますが、
ステージを重ねる毎にスイッチの数も増加していきます。

無事にスイッチを押し、カッコイイところを
見せることができるでしょうか?

簡単そうで難しい! もうちょっとで行けそうが絶妙なパズルゲーム


さて、本作品公開サイトではRPGのタグも付いていますが、
個人的には完全にパズルゲームという印象が強く感じられたので、
パズルゲームという視点で感想を書いていこうと思います。

連動するキャラクターを上手く活用して、
スイッチを同時押しするというシンプルなルールなんですが、
シンプルだからこそ、面白さがある印象なんですよね。

キャラクターの動きは連動するのですが、
動いた先に壁などがあって進めない場合は、キャラが移動できない。
そのため、壁を上手く活用して微妙にキャラクターの座標を調整していきます。

それゆえ、ちょっとずつ動かしていき、
この配置の感じは見たことがない、行けるかも!
と思える期待とかがすごく楽しい。

そして答えが見れたときには、やった!と喜びも感じられる。
ステージ数は少ないのですが、徐々に難しくなるような構成に
なっているので、少しずつ難しさが上がっていく感じも、
この喜びとかを邪魔していない感じで絶妙に感じられます。

特に終盤は、たかが4つなのに、こんな小さいマップなのに……。
おしいところまで行くのにー!あと一歩が届かない。
ちょっといけない難しさも感じられるやりごたえも。

簡単そうに見えて難しく、どうにかクリアしたいと思わせるような
感じも絶妙な感じが見受けられる。

成功したときには、ファンファーレ音も流れてくれるので、
クリアした体感もあります。

イメージ的にはルービックキューブが近い感じなのかなぁ……。
揃いそうで揃わない感じが絶妙で、もう少しで行けそうに見える焦らし感もあり、
シンプルなミニゲーム系の作品としてしっかりと楽しめる作品です。

ちょっと気になった点で言えば、
音とセーブポイントの無さ。

操作中のBGMと、途中のセーブポイントありません。
比較的ライトな雰囲気だったので、
ステージクリア毎にセーブ機能はあってもよかったのかも。

音楽も集中できるように……という配慮かもしれませんが、
ちょっと黙々とやる感じになってしまうので、
無音はちょっと寂しかったかも。

忍者らしく、和風のBGMなんかを小さい音とかで
流しておいてくれると、耳元の刺激もあって
良かったのかなぁ……と思いました。

まとめ


連動するキャラクラーをうまく動かし、
スイッチを同時押しするというシンプルルールなパズルゲーム。

揃えそうで揃わない感じが絶妙で、シンプルルールと
小さいマップ構成で「いけそう!」と思わせる焦らしもあり、
意外とのめり込んじゃうような仕掛けが揃っている
地味な感じに見えるけどやりごたえや遊び感も味わえる、
ミニゲームです。

この作品が好きなあなたへお勧めのフリーゲーム