今日紹介していく作品は、三流探偵物語。
2017年6月2日にkatupeaceさんがRPGアツマールで
公開された、RPG作品。
紹介ページでは、アドベンチャーゲームになっていましたが、
イベント戦闘が比較的多く、ランダムエンカウントの戦闘ポイントも
多かったので、当サイトではRPGとして扱っていきます。
また、今回2017年6月7日最終更新と思われる
データでプレイしています。
未完結の印象ですので、未完結作品という前提で
ご紹介していこうと思います。
本作品は三流大学卒業後、就職ができなかった流れから、
探偵になったという、ゆるい感じの探偵主人公が
事件解決のために行動していく物語になります。
現在では3つの依頼を選択することができます。
物語冒頭で選択することができるのですが、
途中で変更することができず、かつ内1つはそのまま大きく
イベントが動いてしまうので、先にセーブしてから選択していくことを
推奨します。
依頼を受けたら、実際に依頼主のもとに行くことで、
実際に事件の調査を始めていきます。
家の中を調べたり、街にいる人物に話しかけたりすると、
各事件に関する情報が得られることがあります。
探索などをしながら、事件解決に行動していくのが特徴的ですが……。
各ルート、中盤以降になると、RPG的な戦闘があります。
また、場所によってはランダムエンカウントを採用している
ツクールデフォバトルが登場するところもあるので、
探偵的な探索行動とバトルが絡まっているような作品になっています。
なお、各ルート毎にシナリオが別個になっており、
未完状態で、15分ほど、22分ほど、5分ほどと現状では
全部合わせて40~50分程の規模になっています。
B級的な探偵物語! 勢いを阻害させちゃってる要素がもったいなかったかも!
本作品は細かいところまで意識されている感じも
随所に見られ、B級映画的な探偵物語感が
強く出ている感じがしました。
この画像は、主人公の自宅部分。
探偵を生業にしながら、一人暮らしの雑感や、
三流大学卒業から流れで探偵になった感が
溢れているメッセージ反応も多め。
シナリオ展開時には、かなり荒っぽい感じや、
アメリカンな男らしいような台詞もあり。
探偵といえば、情報屋!
こちらもしっかりと登場しますし、
情報屋もいそうだけどいない感じが絶妙な、
吹っ飛んだ感じの設定です。
全体的にパロディ的なネタや、吹っ飛んだ設定なども多いので、
細かい点は見ていかないほうが楽しめる作品じゃないかなーと
思っています。
細かい点も見ていくと、えっ、どういうこと?
なんで行きと帰りマップ変わってるの??
みたいな、納得いかないところもあると言えば、あるのですが、
全体的にいろいろな要素を組み込んで、ノリ感が感じられるので、
好き嫌いは別れると思いますが、個人的には納得いかないところも
この作品の方向性にあっている感じがして、
B級のパロディ映画見ているような感覚を味わえました。
一方で、結構ノリが命みたいなところもあったので、
もうちょっとテンポは意識しても良かったんじゃないかなぁ……
という感じもしました。
室内移動はダッシュできない、
敵がまぁまぁの強さでミス連発すると危ない強さ、
エンディングは続編で……みたいなところが特に気になったかも。
特に、エンディングはあのノリのまま見たかったなぁ……と
言う感じがしました。主に大きく進めるルート2つとも結末は続きで!
という形式を取っていたので、少し消化不良感も無かったと言えば、
嘘になると思います。
いい感じのノリが特徴的だったので、
冷静になる前に最後まで見尽くしたかった!
と感じちゃう作品でした。
まとめ
未完結での紹介になりますが、パロディや
ダメダメ登場キャラクターたちの多い作品でよく見られる
ネタをふんだんに取り入れ、勢いで進めたくなってしまうような
感じを受けるRPG作品。
B級映画のような雰囲気も感じられる作品ですので、
好き嫌いは別れると思いますが、
ダメダメ探偵感が味わえる作品です。