今日紹介していくアクションゲームは、
都心部にお住まいの人によっては、一日何回も
この戦場に赴くのではないかと思われる、
横断歩道をテーマにした「シマシマは戦場」です。

シマシマは戦場→ただ横断歩道を渡るだけ

2016年11月29日にkuroudoさんが
公開された短編作品。

帝都の横断歩道を舞台に、
1分以内に渡りきるというお話。

簡単なお話の後、ゲームスタート。
ゲームでは、実際の横断歩道のように、ドドどーっと
一気にキャラクター達が動き出します。

ゆっくり動き出すキャラクター達に加え、
なんだか主人公の周りをうろちょろする
動物たちも。

上手く避けていかなければ、
時間内に渡りきることができません。

プレイヤーは制限時間内に渡りきることが
できるのでしょうか。

リアルな題材をゲームに落とし込んだ 交通アクション


さて、ルールとしては制限時間内に
キャラクター達の動きをよく観察して、
少しでも北側に抜けるルートを探し出すという
点が主なゲーム性になってくるかと思います。

この点については、一気にキャラクターが動き出すという
信号的な要素をリアルに汲みつつ、ランダム的な動きをする
動物たちを上手く配置していて、なかなかいいゲームバランス!

リアルさを重視しており、実際に半分ぐらい渡り始めると
反対側からもキャラクター達がやってくるという。
現実的な面をゲーム性に落とし込んでいる点は
とてもおもしろい印象がありました。

一方で、ちょっと気になったのが
やりこみとかの要素でしょうか。

この作品では、通行中にアイテムなどを落とし、
ちょっとした変化も出しています。

実際に手順を踏むことで変化のあるような行動もあるのですが、
手間に対してちょっと反応が薄かったのが残念かも!

せっかくフラグを立ててクリアしたのに、
ちらっと会話に挟み込んでいるだけなので、
「それだけなのか、もっと褒めてほしかった!」と
個人的には感じてしまった印象です。

人助けとかできる要素もあるので、
もうちょっとオーバーな褒め要素があったり。
(例えば警察に表彰されるとか、新聞に載るとか)

もしくは根本的に吹っ飛んだ「なんだこれ……」みたいな
設定のやりこみだと変化が出てスパイスになったかも!

現実的な面に忠実なアクションゲームという印象を
受けるアクションゲームだと思います。

まとめ


横断歩道という、多くの人が身近な物をテーマに、
その特性をリアルに再現しながら程よくゲーム性を
作り出している発想の作品。

全体的にいい塩梅のシンプルゲームでしたが、
その分ちょっとやりこみなどもリアル感があり過ぎてる
実体験よりも弱く見えてしまうのがちょっと寂しかった!

渋谷の交差点とかが海外の人見て感動する!
と同じように、交差点特有のドドーッと人が流れるような
要素を体感できるポイントは面白く、拡張性も多く秘めてる
作品だと思うので、作り込みを高めていけば、
もっと色々な要素・楽しみを作ることができるような
フリーゲームで、未来のある作品だと思いました。

シマシマは戦場→ただ横断歩道を渡るだけ

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