今日紹介していくフリーゲームは
ちょっとルールが複雑ですが、覚えれば
ロジック系のパズル雑誌的な遊びの感覚も
感じることができる「論理パズル!スリザーブロック」です。
ジョン・スミスさんが2017年3月8日公開に
公開されたパズルゲームです。
シナリオなどはなく、パズルを説いていくことに
特化している作品です。
ちょっとゲーム内のルール把握が難かった印象なので、
画像に補足を入れつつ、紹介していこうと思います。
まず最終的に目指すのは
「灰色」のタイルに「数字」が描かれているエリアを
タイルの中に描かれている「数字」のヒントを元に
白か黒かで塗りつぶしていくというゲームになります。
この灰色のエリアを塗りつぶしていく、
スリザーブロックのルールは3つ。
- 数字は隣接する読んますで、数字が書かれたマスと異なる色のマス数を示す
- 白マスが黒マスに囲まれてはいけない
- 黒マスのエリアが二箇所になってはいけない
順番に説明します。
まずは盤上に書かれている数字についてです。
盤上に描かれている数字は、そのマスに塗られた色と
異なる色が隣接する上下左右のいずれかにその数だけ
あることを示しています。
赤い丸を付けたマスが見えるでしょうか。
ここには「白」のマスで「1」という数字が描かれています。
数字がかかれているマスの色は「白」。
ということは、上下左右には「1つだけ黒」があり
それ以外の隣接する他のマスは、「白」になります。
この事例の場合は、左側1マスが異なる色である
「黒」という判定になります。
気をつけなければいけないのは、灰色のエリアの端っこの存在。
灰色のエリアに隣接する、エリア外の灰色のゾーンは
全て「白」として扱っていくことになります。
ですので、端っこにある数字が0の場合は、
隣接するエリア外のマスが白と判定。
数字が0ということは、隣接するマスに色違いはない
→エリア外が白だからそのマスは白……
という感じになっていきます。
ここまでは、結構シンプルだと思うのですが……
問題は残る2つのルールです。
まずは「白マスが黒マスに囲まれてはいけない」というルール。
この画像を見てもらいましょう。
中央に赤いバツが描かれているエリアがあると思います。
このバツが書かれている中央上・右上の板はミスです。
なぜミスかというは、このルールが引っかかってきます。
まず中央上の部分は、噛み砕いた2つ目のルール、
「白マスが黒マスに囲まれてはいけない」に引っかかります。
白で構成された2×2の大きな四角は、四方八方が
黒に囲まれてしまっていますよね。
このように、完全に黒で囲まれてしまうような
描き方はNGというルールになっています。
3つ目のルールを噛み砕いた
「黒マスのエリアが二箇所になってはいけない」についても
説明していきます。
簡単に言えば、盤上の黒いエリアは必ず1つに
つながっていなければいけないというお話。
赤い部分で囲まれているところがあると思うのですが、
盤上の右上に黒のエリア、左下の黒エリアがあると思います。
この二箇所は、2つの群が上下左右のいずれかで
隣接していないですよね。
下が正しい正解。
正しい正解のように、黒いエリアは全てが
接続されていなければいけません。
少しネタバレになりますが、実際の問題でやってみましょう。
これはルール1で進めてきたとある問題です。
ちょうどキャラクターの横、中央の左右部分は
数字のヒントがありません。
一見、どっちもいけるようなんですが、
ここでルール3の「黒マスのエリアが二箇所になってはいけない」が
登場します。
左側のように、もし白で塗りつぶしてしまうと、
黒のエリアが複数になってしまいます。
黒のエリアは二箇所以上になってはいけなく、
全てが隣接しているようになっていなければいけないという
ルールに違反してしまいます。
一方で、右側の場合は右上から下を通って、
左上へ抜けるように、黒いエリアが全て隣接していますよね。
このように、3つのルールを意識して、
エリアを全て塗りつぶしていくのがこのゲームです。
わかれば楽しい! 多い問題数と楽しい知能パズル感
さて、困かくルールを説明してみました。
このゲーム、ルールがわかるととても楽しいんですよね。
とにかく問題の数も多いですし、
問題の中にはこんなに大きい、やりごたえがあるものも。
また、答えがイラストのように見えるようなエリアも。
問題に夢中な感じで解き終わって問題を見てみると、
意味のある形になっているのも見ると、おおっ!と思っちゃいます。
大きい問題や難しい問題の場合は
「どこからまずは色を付けてくるのか」というような
観察眼も重要となってくる感じで、
脳トレ感がとてもたまりませんでした。
やりごたえがあるからこそ、完成したときの嬉しさも
たまらないものがあります。
導入や効率はもう一歩欲しかったかも!
ゲームとしてはとても面白かったのですが、
かなり気になった部分が少し。
まずはチュートリアル、自分は理解するのにすごく時間かかりました。
ルール理解するまで、15分ぐらい掛かってしまった感じで、
多分レビューするって決めてなかったらプレイ辞めてたと思います。
ちょっともったいない!
というのも、画像とかを入れてくれている点は好印象なのですが
「左上」「右上」など、肝心の見るべきポイントがどこなのかが
わからず、今画面のどこを見れば良いのかがわからない感じなんですよね。
ルールも複数あって、そのルールを一気に叩き込まれる感じなのは
ちょっと最初としては敷居が高かったなぁ……という感じも。
可能であれば、簡単な問題などを通じて、
1つずつ理解していけるような低難易度の問題を
解きつつ教えてくれる、チュートリアルみたいな
要素が欲しかったなぁ……という感じがしました。
あとは、ちょっと効率面ももう少し意識されていると最高かも!
マス目を全てリセットする機能とか、
基本ルールを確認できるような機能とか。
ミスった・全部クリアしたから最初からやりたい!
と思っても、いちいち全部自分で消さなきゃいけないのは
ちょっと手間だなぁ……と。
アツマライオンに話しかけると一気に初期化される機能とか、
サンプル・紹介画像で基本的なルールを確認できるような
イラストとかもあると、よりストレス軽減や丁寧さにつながって、
プレイしやすさも向上したのではないかなぁ……と思いました。
まとめ
チュートリアルがしっかりと理解できれば、
本格的な脳トレ系パズルゲームとして非常にレベルが
高い印象の作品。
イラストロジックやナンプレと言ったパズルゲームや
マインスイーパーみたいな要素が好きなプレイヤーなら
ハマる可能性が高いぐらい、しっかりとしたゲーム要素があります。
やりごたえのある脳トレ系パズルが好きな人に、
特にお勧めのフリーゲームです。
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