今日紹介していくのは、レベルの上がり方などの
インフレ感がたまらない、短編RPGの
「とある名探偵の1日」です。

とある名探偵の1日

ソファラ=マックスさんが2017年5月4日に
RPGアツマールで公開された短編RPG作品です。

物語は探偵を生業としているラークのもとに
とある依頼が入るところから始まります。
依頼の内容はケントと呼ばれる大金持ちの男。
彼は何者かに盗みに入られてしまい、
犯人を探してほしいという依頼の内容でした。

そんなラークには、問題解決をする時に
ともに行動する「ピア」という人物がいるらしく、
今回もピアと共に犯人探しをするために、
街を探索することになります。

犯人を見つけ出すことはできるのでしょうか。

本作品はラーク・ピアの二人パーティを操作し、
犯人を探し出すことを目的とした短編RPG。
3時間で制作されたRPGらしく、物語は冒頭を中心に展開。
総プレイ時間自体も10分ほどで終了するRPGになります。

戦闘システムとしましては、ランダムエンカウントの
フロントビュー・ターン形式のRPG。
RPGツクールMVに慣れているプレイヤーであれば、
一般的なデフォルトの戦闘かと思われます。

メインマップは主に街中のシーンのみ。
街中全てでエンカウントすると思われます。

自動販売機で回復アイテム、建物で武器防具が販売。
所々に置いてあるクリスタルで回復&セーブ(セーブは常時可能)を
することができるので、うまくこれらを活用しながら
犯人を探していきましょう。

サクサクインフレな簡易RPG! でも細かい作り込みも


さて、本作品は泥棒を捕まえるというストーリーの元、
冒頭以外は簡易的なストーリーと展開で進んでいきます。

3時間制作ということで、懸念もされる方が
いるかもしれませんが、個人的には短編として遊べるように
しっかりと考えられている作品のように思え、
好感を持てるような要素が多かったように思えました。

物語開始直後は、冒頭にしっかりと場面展開や
効果音などもいれつつシナリオが始まりますので、
「どんなストーリーなんだろう!」という、
ワクワク感の引きつけ感があり。

戦闘は、比較的ライトな感じ。
一気にレベルが上がりまくるぐらいの経験値。

本格的なRPGを多数経験されている方は
インフレ高すぎじゃね?というツッコミがありそうな気もしますが、
10分ぐらいながら一気にレベル上がって技も増えていき、
サクサクっと倒せていく激しいインフレ感は、テンポもよく、
ガンガン倒していける様子は爽快感も感じました。

マップには、隠れるように配置されている宝箱もあり。
3時間で制作されているということですが、
しっかりと最初は引きつけ、本編に入ったらサクサクテンポで
RPGをふんだんに楽しむと同時に爽快感も味わえるような感じで
いい感じに楽しむことができるようにまとまっているRPGな印象がありました。

まとめ


3時間で制作された短編RPGということで、
過度な深いシナリオはありませんが、短い時間で楽しめるように
オープニングはしっかりと描き、ところどころはテンポ重視。
戦闘なども、インフレの高さでRPG特有の多彩な技、
そして短編としてサクッと楽しめるような爽快感を感じることができるフリゲ。

デフォルトのシステムを活用して作成されている
作品だと思うのですが、短編としてよくまとまっているような
印象も受け、好感を持てる作品でした。

10分間でRPGを遊びたい!というときには
おすすめできるレベルの作品なんじゃないかなぁ……と思います。

この作品が好きなあなたへお勧めのフリーゲーム