今日紹介していくのは、短い時間で周回する仕掛けで
繰り返しプレイのやりこみを作り出しているRPG、
「余命100歩」です。

余命100歩

2016年12月18日にRPGアツマールへ投稿された、
ドラねこさんのフリーゲームになります。

物語は、短い余命の呪いを魔王にかけられた主人公が
魔王を倒すという内容です。
シナリオ自体はかなり薄めにはなっているのですが……。

短い余命というものがシステムに組み込まれており、
実際に1歩歩くごとに余命が少なくなっていきます。
そのため、総数100歩を歩く前に武器や装備を整えて、
魔王を倒していくことが目的となります。

さらに、呪いは年代といいますか、
成長度合いにもつながっていきます。
25歩ごとに少年→勇者→中年→老人と主人公自身が
変わっていき。特定年代でなければ入れない場所があり。
結果、歩数管理に加え、各ポイントにいつのタイミングで
行くことが有効的か……というような要素も組み込まれています。

たった100歩……という行動制限の元、
あなたは魔王を倒すことができるのでしょうか?

周回で遊ぶ! 取捨選択のやりこみ短編RPG


さて、この周回前提として作られている作品で、
周回前提の奥深さを感じられるほど、要素をうまく
取り入れているような印象を受けました。

100歩という歩数制限があるので、
繰り返しプレイしてどのイベントや宝箱が
歩数的に効率が良いのか……。

細かく探索したり、挑戦したりしていくことで
学ぶ・見つけていくような楽しみがあります。

マップなどは少ないものの、クエストや複数の仲間候補もいるため、
これやりたいけど、絶対歩数使いそう!
うわー、クエストクリアできたけど明らかに歩数足りないなど。

小さいマップの中に濃縮されているので、
発見する楽しみ、そして発見したことを最適につなげる
考え、ダメだと思う悲しみ。

RPG作品なんですが、探索ゲームや
パズルゲームに近いような共通点も強く感じられ、
喜怒哀楽に近い感覚に多く触れられる作品です。

さらに、死んでしまった場合も、
所持金をソウルポイントに変更が可能。

ソウルポイントを使って、攻略に役立つようなヒント、
ゲーム攻略に役立つアイテムの好感なども出来ます。

こういった死んでも次のつながるような要素があるため、
死んでも「次に繋がった!」という前向きになることができ、
諦めずに次のプレイへと繋げていける印象もあります。

さらに、条件をみたすことで変化のある
収集的な要素を持つ制度もあります。

ちょっとノンヒント状態から始まるので、
行動のきっかけを掴みにくく、魅力が伝わりきれずに
プレイ辞めちゃう可能性があるのかなぁ……と思う感じもあるので、
遊び方としては、気軽な気持ちで2、3回。

まずは世界を探索してから
本格的に遊ぶ方法がオススメかも!

ワンプレイとしては3~10分程度で終わる気軽さに加え、
遊び方の追求や、収集ができるポイントが多く詰まってるので、
ぜひ一周で判断するのではなく、ぷらぷらーと、
軽い気持ちでやってみてもらうことがオススメかと思います。

まとめ


周回前提の小さい中に詰まっている要素の多い作品。
イベントを見つけるという、探索やRPGならではの
発見する嬉しさと、100歩という制限で選んで構成する
楽しみがあり、調査・戦略要素の楽しみが強い印象の短編RPGです。

単純的なRPGよりかは、計画や戦略、記憶なども求められる要素が
強いので、パズルゲームやシミュレーションに近い感覚で
遊べるRPGだと思います。

制限の元、ソースを管理する、組み合わせていくというような
要素があるゲームが好きな方などにオススメしたいタイトルです。

余命100歩

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