【2017年4月13日】 『HTTPS化で起きた障害』のRPGアツマール周りを追記しました。
レビューというよりかは技術的な
お話になると思うのですが、
『RPGツクールゲームで遊ぼう!』でSSL利用を
開始してみました。
サイトのURLがhttpsから始まるものに変化するようなもので、
セキュリティとかに繋がったりする利点があります。
参考 SSLについてわかりやすく紹介のあるサイト:
・サイト全体がHTTPSに! 常時SSL化のメリットとデメリット(株式会社ワンゴジュウゴ WAN55)
・常時SSLはするべき!?メリットとデメリット (株式会社フルスピード)
主要サイトとかもhttps化されてるし、
googleさんもhttpsの取り組みを以前からされてるみたい
なんですよねー。
参考 googleさんのhttpsページに関する記事:
HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります(ウェブマスター向け公式ブログ)
ツクールのサイトも、https化されてますね!
将来的にhttps化も考えていかにゃあかんなぁ……
と思っていたのですが、ちょうどこのブログで使っていた
レンタルサーバーの「MixHost」さんが
簡単にできるよー、表示早くなるケースもあるよー
とおっしゃっていたの聞いたので……。
どうせ試してみるなら、ツクールやフリゲ周りで関係のあること
全部試せそうかなーと思い、このサイトをhttps化してみました。
確かにhttps化自体は簡単だったんですが、
細やかなことでちょっと調整も必要なことが多かったので、
今回は将来的なことも踏まえてツクール系のサイトをhttps化しようか
迷っている方向けにメモ程度にまとめておきます。
ツクールMVゲームは動くのか?
さて、まずいちばん気になるのが
「ツクールMVのゲームは動くのか?」という点ですね!
実際にみてもらうのが一番わかり易いと思うので、
ツクールゲームアップしました。
複雑なものなど入れていないゲームになりますが、
特に問題なく動いている印象ですねー。
サーバーやデータによっては、https化によって
速度なども落ちるケースもあるみたいですが、
mixhostさんでのhttps元でのツクールゲームは
特に問題がなさそうかな?
同じゲームをRPGアツマールでアップ中なので、
比較してもらえればと思います。
なお、キャッシュの関係だと思うのですが、
切り替えた直後はNOW LOADで止まってしまうケースがありました。
(これはHTTPS関係ないと思うけど)
本格的にゲーム公開する人とかは、
Q&Aなどに起動できない場合はプラウザキャッシュの削除を~
という文言を掲載しておくとよいと思います。
HTTPS化で起きた障害
ツクール関係のサイトをHTTPS化したことで
大きく起きた問題は以下のとおりです。
RPGアツマールの画像つきリンクの貼り付けは表示されないことがある
このサイトでは、RPGアツマールのゲームまとめとか作る時に
RPGアツマールの貼り付ける機能を使ってリンク作成しています。
この貼り付けボタンはワンクリックすると
「ゲームのサムネイルと詳細情報」が書かれた
画像つきのリンクとかも作れるので便利なんですが……
https化したサイトでこのリンクを使ってしまうと、
プラウザのスクリプト関連のセキュリティが出て、
承認しないと表示されないケースが多いみたいです。
通常のテキストリンクで発行すれば
問題なく利用できたので、
多くのユーザーにリンクからゲームページに飛んでもらうことを考えるHTTPS化した場合はリンクのみにチェック付けてテキストリンクで
アツマールに流すような設定にしてあげたほうがいいかと思います。
【2017年4月13日追記】
RPGアツマールでは2017年4月24日頃より、
常時SSL対応が始まることが発表されました。
参照: 常時SSL対応について (RPGアツマール お知らせブログ)
それに伴い、4月12日より常時SSL対応版 RPGアツマールの
動作テストが可能となり、常時SSL対応アツマールで発行された
URLであれば下記のように正しく表示ができるようになります。
なぜ表示できるようになったのかというと、
最近GoogleさんはSSLの方が安全だよ~という活動を
進めているらしく、SSLじゃないところのやつは危ないかもしれないから
表示させないよ!みたいなことが進んでおり、httpから始まるサイト関連の
項目に制限がかかっているみたいな感じになっています。
常時SSL化によってアツマールがhttps~から始まるような
形になっているので、安全と判断され、セキュリティ表示が出ない状態で
デフォルトで表示されるようになった……。
噛み砕くとこんな感じな理由かと思われます。
広告周りが一部表示されないよ!
フリーゲームを自サイトなどで公開していて、
レンタルサーバーなどを借りてる場合は、
サーバー代補うために広告掲載されている方もいるかと思います。
このサイトも、一部広告を掲載させて頂いています。
https化にしてしまうと、通常のコードでは
広告掲載がうまくいかない場合があります。
このサイトの場合は自動切り替えの広告が
一時的に表示できなくなりました。
対応方法としては、広告会社さん側で
https対応のコードを発行して貰う方法で
対応ができます。
広告が表示されなくなったなどの場合は
広告管理画面などにアクセスして、
https対応のコード発行がないか探してみましょう。
▲ このサイトで使ってるi-mobileさんは広告タグの発行画面で画像のような選択肢がありました
アクセス解析などで弊害がある場合がある
あとはアクセス解析周りなどでアカウント再発行などが
必要になるケースもあります。
こちらはサービスごとに少しずつ違うようですので、
サービス名+https化とかで調べてみると
色々な情報出てくるかと思います。
まとめ
以上が、自分なりに見つけた&ツクール関係で思いついたこと
検証した内容とかのまとめメモです。
この他に「こういうのはどうですか?」とかツクール周りで
あれば、検証して見るのでコメントなどでご連絡下さい♪
(ついでに、あまり技術的なこと詳しくないので、
誤りや別に良い方法などあれば教えてください~)
ツクール周りだけで見ると、
そこまでhttpsへの切り替えを急ぐ必要はないと思いますが
新規サイトとか作るときとかにはありかな?レベルですかね。
このサイトで使ってる「MixHost」さんなんかは
https化自体は簡単にできたりしました。
参考: 無料独自SSLのご利用方法 | mixhostサポートサイト
最近はいろいろなレンタルサーバーさんのヘルプに
https化に関する情報も書かれています。
導入自体は簡単なケースでも、
今回紹介したリンクや広告周りでも
微調整が多くて時間が掛かるケースがあるので、
サイトの規模や表現方法と併せて
検討するといいのかなーと思います。