ツクールMVの値引きセールなどが実施されたから
かもしれませんが、最近では「初作品」というフリゲの
プラウザゲームも多く見られているんですよね。
今日紹介していく作品も作者さん初作品らしいのですが、
脱出ゲーム要素をうまくまとめてコンパクトなフリゲとして
感じることができた「民家からの脱出」を取り上げていきます。
2017年5月20日にRPGアツマールで公開された
senさん制作の5分ほどでクリアできる短編脱出ゲームです。
帰宅すると、机にメモが置かれていたマサル。
メモによれば、お母さんは外出中。
マサルは漫画を読みながら待つことにしましたが……。
しばらくすると、物音が。
お母さんが帰ってきたのかと思うマサルでしたが、
扉に手をかけると開かない!
物音がしていたために、母に何かあったのではないかと
気にするマサルは、閉じ込められた部屋から脱出を目指します。
本作品はマップ内に置かれている物を調べて、
脱出に役立つアイテムや情報を取得。
取得したアイテムなどを使って、さらに脱出に繋がる
ことを探していくような脱出ゲームになります。
コンパクトマップにマルチエンド! 基本に忠実な脱出ゲーム
さて、本作品はメインマップがこの部屋マップと
すごく小さい部屋のみ。
移動するポイントが少なく、
脱出に役立つポイントを探していくことに集中できるような
感覚があります。
短編作品としては、ダラダラ動かなくても済み、
必要なものを最適化している印象です。
ギミックも「複数回調べる必要がある」という点以外は
特に癖がある物はなく、王道的な脱出ゲーム感も味わえます。
ちょっと嬉しいのが、マルチエンディングである点。
しっかりとエンディングの種類も説明欄に明記があるので、
「終わり」を見据えることも。
バッドエンディングもありますが、
全体としてほのぼのしている一般家庭感もあり、
短く遊ぶ作品としてはいい感じのストーリー。
1点気になるところとしては、
BGMはかる流してあってもいいのではないかなぁ……とか。
効果音の演出などはしっかりと行われていましたが、
探索中全く音がならなかったので、少し耳元は寂しかったかも。
邪魔にならないように、すごく低い音量で軽く何かも流してあっても
良かったのではないかなぁ……という点だけ少し気になリました。
ただ、全体としては物語・ゲーム要素ともに短編としてしっかりと
規模に応じた構成となっており、
短い時間で楽しみやすい脱出ゲームでした。
まとめ
初作品ながら、短編規模でうまくまとめている
脱出ゲーム。
短い時間ですが、クセのないほのぼのとしたストーリー、
最適化されているゲームエリア、マルチエンディングと、
短い時間ながら楽しみやすいポイントが多め。
しっかりとバランスが取れている作品で、
サクッと楽しめる作品でした。
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