RPGツクールMVでぷ座ウザゲームを作れるようになリ、
実際に操作して遊ぶことをメインにする直接的なゲームだけではなく、
何かをランダムで表示させるなど、ウェブツール的な効果を使って
見せるようなコンテンツも簡単に作れるようになった点は
個人的にすごく良い点だと思っています。
(ゲームの垣根を超えて色々作れるみたいな感じ)
今日紹介していく作品は、そんな見せる……を使って
下ネタを混ぜつつ、ネタ感を出すと同時に、官能小説などを
作成する場合には、ネタ出しとして役立つかもしれない、
ツール系の作品を紹介していきます。
NTR系シチュエーション自動作成ツールは
オナケンさんは2017年5月21日に公開された作品です。
ニューゲームを押すと、小説のあらすじに書いてあるような
文言がちょろっと出てくるだけという内容になっています。
特徴的な点としては、出力される内容が「NTR」という
エッチな方向で人気のジャンルになっていること。
NTRとは、好きだった異性や婚約者、恋人などが
他の人間に心変わりしてしまうようなシチュエーションのこと。
全年齢ゲームでもまれに採用されているシチュエーションで、
有名な作品で言えば、「バハムートラグーン」(SFC・SQUARE ENIX)などが
取り上げられると思います。
スタートボタンを押すと、このNTRシチュエーションの設定風の文言を
色々と出力してくれるという、ミニツールです。
ツールとしての汎用性の広さを感じられるひと作品
さて、本作品微エロ系の作品になっていて、
ちょっと下ネタ感もありますが……。
色々な可能性も感じられる、面白さがある印象があります。
多分このゲーム、途中の助詞を残しつつ、
変数などで代名詞や形容詞をランダムで代入し、
変数の表示とかで組み合わせているんじゃないかなぁ……と思われます。
例えばこの画像で言えば
「ロマンチスト」「義理の妹」「ヤクザ」「一緒にお風呂に~」の部分が
何パターン化用意されていて、ランダム挿入されている感じですね。
この仕組はTwitterとかで人気の診断ツールなどと
同じ傾向の仕組みだったので、このテーマを変えることによって、
色々なパターンの作品も作れると思います。
RPGアツマールの場合はキャプチャ画像をツイートできる機能もありますし、
自サイトなどで配布の場合は呟きとの連動を組み込めば、
簡単な診断ツールのような作り方もできると思います。
また、今回のNTRというジャンルも、下ネタ的な要素として
ギャグ感も出せますし、実際に官能小説とかを作る場合には
ネタ出しとも使えるし。
テーマ自体もネタ感とガチ感の両面を持っていて
面白いなぁ……とも思いました。
1点、気になったところをあげるとすれば、
冒頭の選択項目でしょうか。
「ニューゲーム」ではなく、ここもNTRっぽさか、
作成ツール感を出すような文言だと、全部がツールもしくは
NTRに統一されてよかったんじゃないかなぁ……とか。
とはいえ、ツールとしての面と、ネタゲの面の両面を持ちつつ、
可能性の広さも感じることができる、面白い作品だと思います。
まとめ
下ネタを交えている一発ネタゲーとしても楽しめる一方で、
官能小説などでは実際の資料としても役立つ。
汎用性の広さも兼ね揃えているので、作者さんのセンス次第では
拡散性の高い診断ツールのようなものを簡単に作れる可能性も
感じられる、ツクールMVの汎用性の高さを感じられる作品。
方向性に特化した下ネタを含むので、楽しめる人や
役立つ人自体は限られると思いますが、
主に初心者の方などで、人気の出やすい仕組みを手軽に作りたい!
という人にとっては、作品を分析すると、色々なつくーるの活用方法を
見い出せる可能性もあるのではないかと思う作品です。