今日紹介していくフリーゲームは、
ワンルームの部屋が集まったマンションを
舞台に、脱出を試みていく
「ワンルームマンションからの脱出」です。
あべべ太郎さんが2017年3月5日に
RPGアツマールへ投稿された探索脱出系ゲームです。
主人公の山田太郎は一人暮らしの派遣社員。
今日も目覚ましが鳴り、目を覚まし、
お仕事へ向かおうと行動を始めます。
しかし、外へ出ようとすると、
バリアーのようなもので外に出ることが
できないことを知ります。
仕事に行くためにも、外に出なければ。
外に出るため、マンション内を探索することにします。
本作品は昔ながらの脱出ゲーム用sの強い作品。
オブジェクトや怪しいポイントを調べ、
キーとなるアイテムを取得していき、
探索エリアを広げつつ外に出る障害を突破するための
方法を探していきます。
最近の脱出ゲームでは光るような演出を加え、
重要なポイントがわかりやすくなっている作品も
多いですが、本作品はヒント系がないので、
一箇所ずつじっくりと調べていく楽しみがあります。
ワンルームに住む現代人的な反応に注目
さて、そんな本作品は「物を調べる」というのが
ゲームの主格になっています。
隠してあるキーアイテムを探す……という楽しみが
強く出ている作品になると思うのですが……。
外れを調べたときには主人公の反応などを
見せてくれるところが面白かったです。
特に主人公の反応が
一人暮らしの若物らしい感想が多いんですよね。
自虐ネタを交えたり、前向きな考えに繋げたり。
そういった会話が特に前半部分に散りばめられています。
イメージ的には、ゲーム実況者がぼやきつつ
脱出にチャレンジしているような感覚に自分は思えました。
効果音にもこだわっている印象があり、
水回りではしっかりと水音を入れたりもしています。
調べていくことが中心になる作品ですが、
その場所が外れでも調べた反応でも楽しめるような印象を
ところどころに組み込んでおり、
キーアイテムは手に入ったけど他のところも調べてみよう!
と、思っちゃう楽しみがありました。
まとめ
昔ながらの脱出ゲーム。
キー沸いて無を探すことがメインですが、
ワンルームマンションの生活感を
マップや主人公反応で表現しているので、
ついつい余計なところまで調べてみようかなと
思えるような雰囲気のある作品でした。
長さ的にはクリアまで15分ぐらいの短編レベルの
作品ですので、ノーヒント色が強いのも
そこまで気にならない作品だったと思います。
なお、続編前提に作られているような物語構成の
作品ですので、1作品だけで完結するゲームが
好きな人には注意かと思います。
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