パソコン版ツクールシリーズが累計100万本突破したそうで、
おめでとうございます。考えてみれば、今でも人気の高い、
ツクール2000が発売されたのが2000年ですから、
もう17年も経過しているんですよね。

名作も多いツクール2000ですが、
これだけ経過しているということは過去に人気だったり、
楽しかったなぁ……と思っている作品も
プレイしたことがないよーという人もいるのかなぁ……と思いました。

そこで、今日はもう十数年前に公開されたゲームを
紹介していこうと思いまして、自分が昔プレイして楽しかったけど、
そう言えばクリアできなかった
「勇者御一行様殺人事件」を取り上げていこうと思います。

勇者御一行様殺人事件は2003年4月に
カタテマさん(てつさん)が制作された謎解きパズルアクションの
ような形式のフリーゲームです。

2003年5月号テックウィンのコンテストパーク銀賞受賞作品でもあり、
ツクール公式サイトにある名作図書館にも掲載されています。

ストーリーとしては、スライムが復習のために
勇者御一行を倒そうとする……というイメージから始まります。

ある洋館を舞台に、ひ弱なスライムを操作して、
勇者御一行を全滅に追い込むのが目的です。

操作するスライムは脆弱ですが、
唯一の特徴は「見えづらい」こと。

かなり大胆なことさえしなければ、
見つかることはありません。

ただし、力があるわけでもない。
でも、屋敷内には様々な道具やトラップが
置かれている様子。

また、勇者たち内部でもなにか暗雲がある模様。

あなたはスライムを操作し、
うまくトラップやアイテムを活用して、
勇者御一行を全滅させることができるのでしょうか。

アイテム・トラップ活用! 仕掛けを


本作品は館に置かれている道具を活用し、
勇者たちを全滅に追い込むことが目的。

ゲームは罠を仕掛けるパート・次のパートへ向けて勇者たちが
移動を開始するパートの2つに分かれているので、
プレイヤーは次のパートへの移動時に、勇者達へ影響が出るように
何かできないか考えていく必要があります。

例えば上記画像は最初の仕掛けるパート。
右下にある魔法陣のような場所へ行き、
時間を経過するを設置するまで、
自由に行動できます。

落ちている道具をキャンセルキーで拾う・置くことが
できるので、例えばドアの前に画鋲を移動させて、
時間を経過させると……。

モソモソと勇者たちが移動を開始。
移動中にガビョウを踏んでしまい……。

ダメージを与えることができます。セリフにも変化が……。

なお、屋敷に置かれているアイテムには限りがあるので、
どのタイミングで何を活用していくのかも重要です。
移動パート中にもスライムを行動させることもできるので、
移動中に何か仕掛けていくというような戦略もとれます。

主人公は脆弱なので操作ミスや勇者一項にバレてしまうような
行動を行ってしまうとやられてしまうことも。

また、一撃で瞬殺できるようなことはまず少ないので、
うまく最終的に殺せるように、アイテムの特性を意識しながら
配置していく必要があります。

ジャンルとしては謎解きゲームに近いと思うのですが、
キャラクターの動きを元にどう仕掛けていくかを考え、
検証と実行を繰り返して、正しい正解を導いていく。

ピタゴラスイッチ的な想像も必要な
パズルゲーム的な謎解きもある名作ゲームだと思います。

まとめ


スライムという脆弱モンスターが勇者に復讐するという
ストーリーの元、屋敷に置かれたアイテムや罠を把握し、
どのタイミングでどう活用していくか、トライ&チェックで
分析していくのが楽しい謎解きゲー。

自分は昔雑誌に載ってたのプレイしてクリアできず、
うろ覚え状態で今回1時間ほどでクリアできたので、
所見でも1時間~2時間ぐらいでクリアできる可能性の高い、
程よい長さでも楽しめるゲームではないかと思います。

ギミックなどを分析していくタイプの謎解きゲーが
好きな人であれば、時代を超えてお勧めできるフリーゲームだと思います。

ダウンロード(Vector)
作者さんのHP)

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