ダンジョンと言えば宝箱ですよね。
全ての宝箱を必ず開ける!というプレイヤーさんも多いと思います。

今日紹介していくフリゲは、そんなRPGの
ダンジョンと言えば「宝箱」という通説を逆転の発想に
繋げている「脱走宝箱」です。

2017年5月17日におーーさんがRPGアツマールへ
投稿されたアドベンチャーRPG作品。
探索メインの作品ですが、一部アクション要素とイベント戦はあります。

同作者さんの作品を当サイトで取り上げるのは、
Muddle Space」以来、2回目になります。

「脱走宝箱」は、とある勇者がダンジョンに挑むシーンから
始まっていきますが……。

本作の主人公は、勇者くんではありません。

なんと、本作品の主人公は
この赤い宝箱!

何人もの勇者から逃れてきた宝箱。
周りはすでに散ってしまっている宝箱たちもいますが、
今回も無事に取られることなく済みました。

ですが、このままではいけない!
宝箱は、意を決してこのダンジョンから
出ていくことにするのでした。

本作品は、宝箱という設定の主人公を操作して、
脱出を目指していく探索ゲーム。
途中、トラップなども一部ありますが、
意図しない限り、死ぬことはないレベルでまとまっているので、
会話を読み進めていくアドベンチャー色の強い作品です。

メインストーリーの他、おまけでミニゲーム的なものもあり。
(過去作リメイクらしいです)

共通しているようなテーマもありますが、
ストーリーとかは別物なので、1つのゲームで
2種類のゲームが楽しめます。

特徴


本作品はダンジョン内に設置されている
「宝箱」を基軸に進んでいく斬新なストーリーと、
その斬新さを活用しつつ「くだらねー」と思えるような
ネタゲを丁寧に作成している印象を感じられる作品です。

宝箱~という設定を活かして反応している点が
多く見られますし、ユーザーに身構えさせるような要素もあり。

終盤には宝箱という設定を活かし、
誰でも楽しめるようなオチも用意されているので、
「すごい急展開だ(笑) でもわかる!」みたいな感じになっており、
独創的な設定でありがちな不思議系オチではなく
万人受けするような感じになっている気がします。

くすっと笑えるようなネタで物語を展開しているため、
わかりやすく、独創的な設定ながら、最後までリラックスしながら
プレイすることができました。

おまけ的な立ち位置のミニゲームも
少し毛色が違った感じで箸休めにもなる感じ。
単体としてリリースしても遊べるような
感じになっている印象があり、ネタゲとゆるいしっかりゲーの
2つが楽しめるような作品でした。

1点気になったところをあげるとすれば、
ちょっとエンディングのポイントが見えづらかったかなぁ……と。

おまけゲームがセーブ出来ない形式となっていたので、
少し完全クリアの敷居も高かった印象も。
1回ぐらいおまけゲームをプレイしたら、エンディングを迎える
ポイントを光らせてあげるとかして、「脱走宝箱」本編の
エンディングは簡単に迎えられるようになってたりすると
より遊びやすく、オチも印象に残りやすかったのかなぁと思いました。

まとめ


独創的な視点で物語を展開しつつ、
簡単な探索ゲーでまとまっている内容だったため、
本編部分はストーリーゲートして楽しめる、

物語の大きな展開によって、一般的なネタに
本筋を変化させているような感じになっており、
全体を通しては王道的なコミカル作品として
プレイできるような構成になっている作品です。

ミニゲームもしっかりとしており、
緩くプレイできる探索系ネタゲー感を強く感じることができる
フリーゲームでした。。

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