攻撃を上げれば防御が疎かになり、
防御を優先に意識しすぎると行動不能になる恐れが。
一般的なRPGの要素に「rpm」という特殊システムと
アドベンチャー的な表現を入れつつ
ファンタジーSFの世界観を作り上げている
『七剣雷鳴残響す』をプレイしましたので、
簡単な特徴と感想を紹介していこうと思います。
「七剣雷鳴残響す」は2017年2月11日に
武者プロダクションさんがRPGアツマールで公開された
ファンタジーRPG作品です。
元々、2016年10月頃にOPEN GAMEさんで
配布開始された作品をRPGアツマール向けにした
作品のようです。
ある日7つの剣が大地に突き刺さった世界。
その剣は「神の七剣」と呼ばれ、未知なる力を持っており、
迷宮と化した剣の内部に調査を行う人達も現れ、
七剣の解明とともに人々の文明レベルは向上していきました。
そんな七剣を調査する組織に属するロックランは
七剣の一つで人類未踏の快挙・第97階層まで調査を進め
幻の至宝・エリクシールを持ち帰ることに成功した
快挙を成し遂げました。
しかし、その調査の代償により大きな傷を負ってしまった
ロックラン。この物語は、ロックランが怪我の治療によって
奇跡の帰還から半年が過ぎた日から始まっていきます。
目覚めたロックランは上官の命令により、
秘密裏にエリクシールの研究をすすめる
ラグナロク重工へと向かうように命令されます。
そして、研究中にエリクシールは2つに別れ、
一報を何者かに盗まれてしまった事実を知ります。
至宝ともされるエリクシールは
強い結びつきを持つと考えられており、
最初に手にしたロックラン。
そして、同じくエリクシールと同じ結びつきを
持った少女・雷華。
二人は奪われたエリクシールを探すため、
ともに行動することになります。
そして、訓練中の転移失敗により飛ばされた
七剣内部で、犯人も七剣内部にいることを知り。
二人は犯人を追って探索していくことになります。
七剣雷鳴残響すはRPG的なゲーム性と
ADV形式の会話シーンを組み合わせてお話・ゲームを
展開していくRPG作品です。
通常の操作シーンでは一般的なRPGのような
見下ろし画面で冒険を行っていきますが、
長い会話シーンや主要会話シーンでは
立ち絵と背景が表示され、アドベンチャーゲームに
近いレイアウトの会話シーンが表示されていきます。
可愛らしいキャラクターや格好いいキャラクターが
立ち絵として表示されるので、よりキャラクター認知が
強く感じられ、背景画像により場面の臨場感も増します。
RPGとしては、シンボルエンカウントを採用し、
サイドビューのターン形式バトルで敵と戦います。
攻撃・防御・スキル発動に影響するrpmシステム
そんな本作品には「rpmシステム」と呼ばれる
一般的なRPGのTPやMPを基軸とした
特殊なシステムが組み込まれています。
プレイヤーには「KP」と「rpm」というステータスが
割り振られ、一般攻撃として使用できる「アクセル」と
「ブレーキング」という技で数値を変化させていきます。
「KP」は主にアクセル系の技や雷華のスキル発動のため、
「rpm」はブレーキング系の技発動やロックランの技発動に使用。
中でも重要なのが「rpm」です。
「rpm」が高いほど攻撃力が上がりますが、
その分防御力がダウン。
また「rpm」を大量に消費して発動できる
『フル・ブレーキング』によって強力な防御効果のある
スキルを利用することができます。
一方で「rpm」はなくなってしまうと
大きなデメリットを
生んでしまうという要素もあります。
敵の中にはrpmを減少する技を活用する敵もいるので、
うまく管理していく必要があり。
通常のゲームのようにHPやMPの
残量に気をつけていくだけではなく、
状況に合わせて「kp」や「rpm」を意識し、
攻撃より・防御よりの戦い方をして
いかなければいけないという、計算や戦略を
求められるような戦い方。
高い場合も低い場合もメリット・デメリットが
生まれるように考えられており、
戦況に応じた仕掛けを作り出している点が
とても興味深い作品です。
まとめ
組織に所属する男が、盗まれた至宝を探すという名目で
迷宮へと挑んでいくSFファンタジー系の作品。
濃厚なシナリオはアドベンチャー的な画面を活用し、
ストーリーとキャラクターの魅力を高めており、
お話を見せる工夫がすごい!
数値によってメリット・デメリットを変化させる
「rgm」システムは一般的なRPGの要素を基軸とし、
慣れやすく戦略深さを両立しています。
キャラクターもかっこいいキャラ・可愛いキャラが多く、
階級なども出てくるような組織に所属している男性主人公が
目的のため行動していくような作品ですので、
男女問わずしっかりとしたストーリーも楽しめるRPGです。
この作品が好きなあなたへお勧めのフリーゲーム
- Dragon Claw
- 準備中です
- 準備中です
- 準備中です
- 準備中です