目が覚めたら謎のお屋敷。
脱出には「道具」と「アイデア」を活用!
コミカルな要素も交えた超短編脱出ゲーム
「ユキノの災難」を今日は紹介していきます。
2017年4月にしゅみっとさんがふりーむで公開された
ダウンロード形式の短編脱出ゲームになります。
突如謎の屋敷で目覚めた主人公・ユキノが
邪魔なものをどかしたりしながら脱出をするという
シンプルな脱出ゲームになっています。
基本的にはマップ上に置かれているオブジェクトなどを
調べて突破口を作っていくオーソドックスな脱出ゲームですが
「アイデア」という要素と程よい「コミカル感」が特徴としてあげられる
短編ゲームです。
道具だけではなくアイデアも! コミカル感も程よいシンプル短編ゲーム
本作品はワンマップの構成の脱出ゲームですが、
脱出の手がかりとなるようなキーポイントとして、
「アイデア」というのを活用しています。
通常の脱出ゲーム同様に、本作品でも通行の邪魔をする
ギミックが登場。一般的な脱出ゲームと同じように、
邪魔するギミックをどうにかしていくのが本作品です。
そんな本作品はギミックを突破するためにアイテムだけではなく、
「アイデア」と言う形で突破口を開けるキーポイントが用意されていることも。
仕組みとしては従来の脱出ゲームの「道具」を見つけていくのと
同じような要素なのですが、「アイデア」というのもキーポイントとして
取り入れているため、ギミック突破へと繋げていくイベントが
全体的に複雑過ぎず、間欠的なイベントになっていて、
違和感なくスピーディに進んでいきます。
ワンマップの短編ゲームですので、仕掛けの数自体は少ないのですが、
アイデアを取り入れていることでわかりやすいイベントでテンポよく進む中に、
ちょっとした試したくなるようなネタ感もあり。
ネタは少しテンション高めなシュールよりでしょうか。
思わずくすっと笑ってしまうような傾向のコミカル感ですが、
セリフに加えて動きなどもこだわっている印象で、
なんとなく見ていて楽しい気持ちになります。
この作品の作者さんはツクールMV初のゲームらしいのですが、
うまくコンパクトにまとめつつ、一般的な要素を少し視点を変えて
独自のシステムとして見せている点も面白い作品だと思いました。
まとめ
ミニゲーム感覚で楽しめる脱出ゲーム。
脱出へのキー要素としてアイデアという仕組みを取り入れ、
短いながらも脱出へと繋げる仕掛け部分の解決もスムーズに
構成されており、最後まで緩く楽しんでいくことが出来ます。
一方で、細かいところにちょっとシュール感あるようなネタ感もあり、
ネタ要素にも細かいアクションなどを取り入れて、丁寧に作られています。
シンプルな超短編規模の作品ですので、
独自性などは少なく感じるかもしれませんが、
王道的な脱出ゲーム要素にちょっとしたコミカル感も
感じていくような、5分程度のミニゲームを楽しめるフリゲです。