フリーゲームはインパクトがある作品も多くあるのですよね。
自分も昔やったフリゲの中では今でも鮮明に残るぐらい、
フリゲならではのインパクトが残る作品も多いです。
今日紹介していくゲームも、
最初にこの作品の情報をツイッターで見かけた時に、
すごいインパクトがあった作品です。
手羽棒 ~踊るファ○チキ事件~はサチナシさんが
2016年9月22日にPLiCyさんで公開された短編RPGです。
参照: PLiCy DLページ
連続してひよこが消え、手羽先を失った状態で見つかるという
連続手羽先殺害事件を調べていた知人が
立てこもり事件に巻き込まれてしまい、カラーひよこの警察官が
救いに行くという短編RPGです。
某、刑事ドラマをオマージュしているような
雰囲気が楽しめる作品です。
ストーリー&システム
この物語は、警視庁 特命係の一室で、
ある警察官二人が雑談をするところから始まっていきます。
連続手羽先殺害事件
神隠し的にひよこが消え、
手羽先を失った状態で遺体として見つかる。
警視庁、特命係のピヨルの彼女である新聞記者のピヨ子は、
立て続けに起こる連続手羽先殺害事件の調査を行っていました。
そんな中、発生した立てこもり事件。
特命係のピヨル・鳥京の二人は、
警視庁一課のピヨ壱から、事件の調査をしていた
『ピヨ子』が人質に取られていることを知ります。
特命係のピヨル・鳥京、そして一課のピヨ壱は
ピヨ子救出のため、連続手羽先殺害事件にも関連する
立てこもり事件の現場に向かい、救出作戦を実行することになります。
本作品はランダムエンカウント、フロントビューのターン制RPGを
採用している王道系のRPGです。
基本的にはドラクエスタイルのバトルシステムですが、
『MPの残量によって攻撃・防御に補正がかかる』というシステムが
搭載されています。
MPは毎ターン最大MPの10%回復していくので、
うまくMPを残しつつも、スキルを活用していく必要があります。
なにこの再現性…… あの刑事ドラマ風のパロ感が楽しい
本作品の特徴としては、短いながらもヒントアイテムや、
帰還用のアイテムがあって丁寧、
MP残量をうまく考えなければいけない戦略性などもあるのですが……
個人的に一番感じた特徴としては
「これ、あのドラマのパロディだよね(笑)」
ということです。
再放送もよくされている民放局の刑事ドラマの設定を
ヒヨコの刑事に置き換えており、うまくネタを入れている感が
とても印象的。
例えば、回復技がティータイムだったりとか。
ドラマとかでよく見かける台詞なんかを
うまく組み込んでいたりとか……
某刑事ドラマをオマージュした感が半端なく楽しめる一方で、
ひよこに置き換えているので柔らかさもあるという。
コミカルな雰囲気を感じられる作品です。
モチーフ作品を知らないとちょっとつかみにくいところがあるかも!
そんな本作品、もろパロディ作品に近い感じになっているので、
モチーフ作品を知らないと、ちょっとつかみにくいところもあるかも!
自分の場合は、原作のドラマよく見ていたので
キャラクターの関係性などをつかみやすかったのですが、
キャラ説明とかが最低限なので、キャラの性格や
人物関係図などが見えにくかった可能性もあるかと思います。
ネタゲー要素も強いため、ユーザーを絞っているのかも
しれませんが、もう少しオープニングトーク部分で
特にキーキャラになる鳥京さんの性格や知性がわかる会話があると
エンディングが万人に受け入れられたと思います。
まとめ
某、刑事ドラマをうまい具合にネタ化しながらも、
しっかりとRPG性も確立した短編RPG。
どちらかと言うと原作の最初の頃のシーズンを
程よく楽しんだことがあるプレイヤー向けの作品。
手羽に特化したシナリオとそれに挑む刑事の姿勢。
ネタゲーながらもしっかりと抑えるポイントは抑えている
短編RPGです。
ゲーム情報詳細
制作ソフト:
RPGツクールMV(プラウザ形式)
作品の長さ:
短編
(管理人クリア時間:25分)
難易度傾向:
ふつう!
制作者:
サチナシ さん
ダウンロードページ:
ふりーむ
この作品が好きなあなたへお勧めのフリーゲーム
準備中です。
みなみよつば 様
『手羽棒 ~踊るファ○チキ事件~』の
制作監督(建前)のサチナシと申します。
この度はご丁寧にレビューしていただき
誠に、誠にありがとうございます。
公開当初には、
まさかスクリーンショットまで
完備された丁寧なレビューをしてもらえるとは
露にも思わず、まさに制作側冥利に尽きます。
重ね重ねレビューして頂きありがとうございます。
よもや一週間ちょっとで強引に完成させたゲームだなんて
口が裂けても言えない…。
サチナシさん>>
閲覧頂き、ありがとうございます。
まさか見てもらえるとは思っていなかったので、
嬉しい限りです。
手羽棒、某刑事ドラマ好きだったので、
すごく笑いながらプレイしちゃいました。
ネタゲーかなと思ってプレイしてましたが、
まさかこんな方向性とは思わず、すごく楽しめました!
そして一週間で制作とは思えない……
これもきっと鳥京さんのお力……(←違う)
今後も作品楽しみにしています♪
みなみよつば 様
記憶とwikiを頼りに作ったネタゲーなので、
笑って頂けたのであれば幸いです。
せっかくセールで買ったツクールMV。
値段分は利用せんといかんという思い。
そこに知人から舞い込んできた
カラーひよこRPGという謎ワード。
一週間以上労力をかけたくないという切実な願い。
それを全部コンクリートミキサーに
ぶち込んだ結果の作品だったので、
こんなに楽しんでくれる方がいるのは
完全に予想外の喜びでした。
今後も作品が出来たら
よしなに願います。
カラーひよことあれを結び付けられるというのも
すごい発想だと思います(笑)
ツクールは買っちゃうと作るだけで満足しちゃったりも
しちゃいますもんね!
(そして公開しないで終わるという……)
また作品も楽しみです。