今日紹介していく作品は、運要素と
推理的な要素を活用して4桁の数字を当てていく
ミニゲーム「4桁の数字」です。

4桁の数字当てゲーム

hacoさんが2017年7月13日に公開された
脳トレクイズ感の強い超短編作品です。

動物の姿に変えられてしまった勇者が、
元の姿に戻るために魔王と数字当てゲーム勝負を
行う姿が描かれています。

ルールは簡単。
魔王が定めた4桁の数字を7回以内に当てていきます。

魔王が設定する4桁の数字には以下のルールがあります。

・一~千の位には1~9の数字が使われる
・同じ数字は使わない(1145とか、1561など、位に同じ数字が使われることはない)
・回答後、当たっている数字と場所が違う数字の数を教えてくれる

ミスをする毎に、教えてもらえるヒントを元に、
正しい答えを探していきます。

山勘と推理で当たる楽しみ! 運と状況戦略の数字当て


今作品は、運要素でうまく数字が当たることを狙いつつ、
しっかりと状況と残る回数を分析し、
ときには大胆に、時には繊細に数字を狙って当てていく楽しみがあります。

例えば、自分の事例をご紹介していきましょう。

この事例の場合、一番最初に1234で「2箇所の数字が正解」というのが
一発目でわかりました。でも、一回目ではどの数字が正解なのかわかりません。

そこで、2回目では十の位の3と、一の位の4が正解という仮説を立て、
「3」と「4」は残し、入力。すると正解が一個崩れてしまいまい、
新しく2つの数字が正解である可能性が見えてきました。

ということは、「3」か「4」のいずれかがミスで、
千の位が「1」、百の位が「2」のいずれかが正解だったということがわかります。

ですので、第3回目は千の位が「1」は正しく、
一の位が「4」も正しかったと仮説を立て、千の位を1に戻し
一の位は「4」のまま。

百の位と十の位の数字を変えて数字を探っていきます。

すると全部違うことが判明。
ということは、1、7、8、4の数字は使われていない。

3回目で1、4、7、8が使われていないことが判明している一方で
1回目で1234のうち2つがあっているとも証明されているので、
1回目の数字は百の位の2、十の桁の3が正しかったことになります。

残るは千の位と一の位。
ここで、2回目の数字をチェックしてみます。
2回目では、5634を入力し、正しい数字が1つ、
場所違いが2つと示されています。

先程の証明で百の位の2、十の桁の3が正しかったことがわかったので、
2回目で正しかったのは十の位の3。
3回目の全ミスで4は入っていないことがわかるので、
5と6が場所違いであることがわかります。

ということは、千の位もしくは一の位に5か6が入るのですが、
2回目で千の位に5が入っていて場所違いになっているので、
千の位には5は入りません。

ということは、千の位が6、一の位が5であることが確定。
百の位が2、十の位が3であることも判明しているので、
正解は「6235」となるわけです。

一発目でどれくらい当てられるか、
仮説がどれくらい正解できるかによって、
大きく難易度は変わると思います。

例えば今回、自分は上記事例で紹介したものも含めて
6プレイやって、3勝3敗で引き分けでした。
うち1勝は、一発目に「1234」を入れたところ、
「3つ当たってる」という結果が出たんですよね。

このケースの場合は、次に「5634」を入れたら、
「2桁あってるよ!」と出たので、
「3」と「4」が確定、5と6も違うので、
次は「7284」でやってみる~という感じでやったら
一つだけ場所違いが出てきたからわかった!みたいな
ケースもありました。

正解が見えてきたら、少しずつ絞り、
全く正解が見えなかったら大胆に数字を変えて。

直感と推理感があり、直感が当たったときや
推理が当たったときの嬉しさを感じることができました。

残り回数とにらめっこしつつ、
考えていかなければいけないケースも多いので、
頭の回転が刺激されている印象があります。

脳トレに近い感覚が楽しめました。
難しく感じる人もいると思います。
履歴機能などもありますが、メモなども活用しながら
進めていくと、より頭を整理でき、クリアしやすいと思います。

ちょっと気になった点としては、
推理パートが無音だったので、シーンとしていることでしょうか。

冷静に考えられるように静かにしているのかもしれませんが、
ちょっとシーンとし過ぎていた気がしたので、
小さく音を流しておく、正解の数字があった場合には
効果音を軽く流すみたいな演出もあると、
よりメリハリがついたんじゃないかなぁ……と思いました。

まとめ


運の良さと仮説推理から証明していく謎解きを
体感できるミニゲーム作品。

山勘が当たったときの嬉しさや、
結果から仮説を推理して、見事その数字が当たったときの
喜びも感じられる作品です。

頭を整理しながら数字を推理していくような
パズル系の作品が好きな人におすすめの作品です。

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