数分で終わるゲームを、何時間も遊んでしまう……。
今日紹介していくパズルゲームも、1プレイ5分ぐらいですが、
感想用にプレイしたら、1時間以上遊んでいました。

今日は運要素とパズルゲーム的な感覚が組み合わさった
「パズルボール」のご紹介です。

パズルボール

2017年7月9日にRPGアツマールで北山 舞楽さんが公開された
短編パズルゲームです。

ルールは簡単です。
「茶岩」「黒岩」「白岩」の3種類の石がランダムで右側に配置。
プレイヤーは毎ターンランダムに登場する石を投げて、
同じ色の石を添えられれば岩を壊せます。

例えば上記の画像の場合、プレイヤーが投げられる岩は「黒」。
上から二段目の右側には黒石が2個並んでいるので、投げてみると……。

右側前列にあった岩2個が壊れました。
ただし、毎ターン、右側の岩群右端が1列ずつ増加するので、
うまく同じ色の岩が並んでいるところを狙わなければいけません。

同じ色の岩は、プレイヤーが岩を投げて壊すと、左右だけではなく
上下も誘爆を繰り返していきます。

例えば、こんな感じに同じ色の岩が前後左右に接触している場合。
黒の岩を一番下の列に投げてみると……

どんどんと隣接する同じ色の岩を誘爆し、
誘爆した岩がさらに誘爆を生んで……

一気に岩が壊せることも。

岩が主人公の横、色の変わっているところに
右柄迫る岩が到達するとゲームオーバー。

岩を投げる毎に、ターンが進んでいくことに加え、
次に来る岩は主人公の横に表示されます。
また、バージョンアップにより、持っている岩をスルーし、
右列の増加もなく次の岩へ切り替えられるパスも可能。
(ただし、パスは一度の使用から5回岩を投げないと再使用不可)

うまく岩を壊しつつ、パスなども活用して
高いスコアを狙っていきます。

なお、今回はパス・確率調整の入った
7月11日更新版でのプレイ感想になります。

戦略と運が絡むパズルゲー! 拡張性の高さも注目


さて、本作品は1プレイ2~5分程で遊べるシンプルゲームです。
ルールも岩を揃えていけばいいというだけのわかり易い内容で、
遊び始めれば誰でもルールを把握しやすい作品だと思います。

ですが、シンプルながらも戦略性はしっかりとあります。
岩の色は3種類なので、岩を投げて岩を壊せる場所が
何箇所もある状況などもよく発生してきます。

岩を投げるまで考える時間は特に制限ないので、
どの岩を壊していくべきかすごく悩んでしまいます。

誘爆をして岩を壊すと、左側よりの岩は
壊れた分右側に予定くので、ただ壊せばいいというだけではないところが
特にポイントだと思います。

例えば、「ここに投げれば10個壊せる!」と思っても、
「こっちに投げれば3個しか破壊できない。でもこの爆発で次のターンに
 別の色の岩を固められるから、こっち!」ということもしばしばあります。

主人公の元に回ってくる岩の色によって、ランダム性も高いので、
必ずしも狙い通り行かないことや、もうやばい!と思っても、
一気に形勢逆転できたりも。

運要素と戦略要素がうまく絡んでいて、
「惜しい、もう一回やりたい!」と思ってしまうような
中毒性が高い作品でした。

ちなみに、自分の最高得点は6万3千点ほど。
全体を通して1時間10分ぐらい遊んだのですが、
50分ぐらいで出した記録です。

実は開始20分ぐらいで5万点ぐらいいったので、
「10万点狙ってやろう……」とか思いつつプレイしたのですが、
6万点の壁がキビちぃ!

いいところでミスったり、根本的に運がなかったりと。
プレイを重ねてもランダム性の強い結果が多かったのは
すごく楽しかったです。

一方で、短髪で遊べるような要素が強く、
継続的な仕掛けが無かったのはもったいなくも感じました。

中毒性がある反面、最高記録とかもコメントで残すしかないし……。

最高記録を記録してくれるような機能があったり、
特定の記録が出ると称号がもらえたり。

何か収集要素や自己満プレイが狙えるような仕組みもあると
リピートプレイをより促せるのではないかと思いました。

あとは、完全に別の話になると思うのですが、
このゲーム自体はシンプルゆえ、拡張性も高いと思っています。

物語入れて敵と対峙し、特定のスコアを狙っていくみたいにすれば、
ストーリーモードみたいなのも入れられると思いますし。

周りを一気に壊せるような爆弾的ものもランダムで登場させるとかも
用意すれば、よりパズルゲーム感も出ると思います。

色々な方向性への進化も秘めているような作品なのが
すごいなぁ……とも思えました。

まとめ


シンプルルールながら、戦略性と運要素がバランスよく取れ、
中毒性も感じさせるような作品。

手軽に始められて、いつの間にかにもう一回、
もう一回と遊んでしまうような楽しみがある作品です。

個人的にはじっくりと考える間があったり、
狙って壊す感じや運要素により喜びや後悔も多い作品だと思うので、
実況プレイとかにも向いている作品なんじゃないかなと思います。

短くシンプルにまとまった感じで、
個人的にはすごく推したい、パズルゲームでした。

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