今日紹介していくフリーゲームは
イライラ棒を思い出させるようなステージ型の
ミニゲーム「迷いの道アノイ」です。

迷いの道アノイ

2017年2月19日にろーまさんが公開されたフリーゲーム。
ジャンルとしてはアクションよりの作品でしょうか。

目が覚めると、知らない場所で目覚めたアナタ。
扉を開けた先にいる人物の話によると、
元の世界に戻るためには、扉の先へと進む必要があるそうです。

ただし、扉の先では、
「絶対に何にも触れないこと」というルールがあります。
あなたは何も触れずに、ゴールへとたどり着くことができるでしょうか?

ルールは簡単です。
壁などに触れたらゲームオーバーですので、
何も触れずに、制限時間内に階段へたどり着けばクリア!

かなり古いと思いますが、昭和生まれの方などは
電流イライラ棒的な雰囲気のルールで、
壁とかに触れないでゴールを目指すというような内容になっています。

無事にゴールできれば、元の世界に戻れてクリア!
クリア時には、残り時間・魔法陣の通過数(一部ステージのみ)で
スコアが算出。

高スコアを狙って急いで頑張るか、
安全にゆっくりプレイするか……。

スコアという誘惑を感じつつ、
壁とかに当たらないようにしていく。

難易度としては普通よりやや易しめという感じなので、
気軽ながらも緊張感を持ったゲームとして楽しむことができます。

変化のあるステージで楽しめるポイントも多し


さて、本作品総プレイ時間としては
10分~15分ほどでクリアできる内容だと思いますが、
しっかりと複数のステージを用意してくれており
手軽な時間で色々なステージの挑戦ができます。

本レビューを作成した2017年4月20日時点では、
全部で5つのステージが用意されています。

一番簡単なステージでは、壁に当たらないように
して進んでいくだけという、純粋にルールを把握しながら
進めていけるチュートリアル的なものから始まり……。

ステージが上がると、スコアアップの魔法陣や
ギミックなども登場していきます。

特に面白いと思ったのが、ギミックの種類なんですよね。
通常こういうゲームは動き回る敵をただ避けていくというような
ステージで、敵の配置密度などで難しさを出している
ケースも多いかと思います。

しかしこの作品では、全5面ながら、
ギミックに変化をつけている印象があります。

特に個人的に面白かったのは、「急がば回れ!な道」。
アクションゲームではあまり取り入れるとよくないと言われている
「待ち」の要素を入れているのですが、こういったステージ型の
避けアクションではあまり見られない「シナリオ」を簡易的に
導入しており、「待つ理由」みたいなのをしっかりと用意しています。

さらに、待つ間にはスコアアップを狙えるような仕掛けもあり。
短編作品でステージ数自体は少ない作品だと思いますが、
1つ1つのステージが個性を持つように考えられており、
それぞれ役割・魅力が設定されているように感じました。

終わりのあっさり感はもったいなかったかも!


各ステージごとに特色があった作品で
全体としては好感を持ちますが、終わりのあっさり感は
ちょっともったいなかったかも!

全ての難易度同じエンディングでしたし、
せっかくクリアしたのに、一言ぐらいで終わっちゃってるのは
やったー!と思えた気持ちに対してはちょっと寂しかったかも。

スコアとか難易度に合わせて、
ゴールした世界の見た目が少しずつ違うとか、
難易度とかスコアに応じて変化するような
終わりとか印象に残るポイントがあると、
締まりも良かったのかなぁ……と思いました。

まとめ


ものに触れてはいけない!という基本ルールに乗っ取り、
壁に当たらないで進むということを基軸にしたルールの元、
各ステージ役割や個性をもたせた形でのギミックが搭載され、
短くシンプルなルールながらも、考えられている仕掛けが
とても楽しく感じられたフリーゲーム。

各ステージ絶妙に違いが出ているような感じで、
「次はこういう感じできたか!」というのを
はっきりと感じられて、ワクワク感もありました!

プレイ時間自体は10分~15分程度でクリアできると思うので、
シンプルな逃げゲームとか作っている作者さんとかも
プレイしてみると面白い要素の発見とかに繋がるのではないかと
思いました。

この作品が好きなあなたへお勧めのフリーゲーム


準備中です。