今日紹介していくフリーゲームは、
「一定の動作」を繰り返すギミックを避けつつ、
息子を助けに行くニワトリの姿を描いた
『CROSSY CHICKEN』です。

CROSSY CHICKEN

了たろさんが2016年12月5日にRPGアツマールで
公開した短編アクションゲームです。
2017年1月版 RPGアツマールの個人的オススメフリゲ 30選」で
以前ご紹介した作品でもあります。

息子のひよこを助けるために、
お父さんニワトリが息子の元へと向かう姿を
描いたミニゲーム作品。

息子のひよこがいる場所までには、
無数のトロッコとゴーストが存在しています。
ゴーストは動かず、トロッコは特定の行動パターンに
則り動作。当たるとダメージを受けてしまいます。

さらに、当たってしまうとHPが減る他、
最後に入った青魔法陣の復活ポイントへ。

お父さんニワトリのHPが尽きる前に、
あなたは息子の元へと辿り着けるのでしょうか。

一定動作が組み合わさる! ワンマップミニACT


本作品は特定の動きを行うトロッコや
絶妙な場所に配置されているゴーストに当たらないように
息子の元へと向かっていく、見下ろし型のアクションゲームです。

ギミックは特定の動きを繰り返すだけという、
分析もしやすい簡易なものになるのですが、
特定の動きを繰り返すものが絶妙に重なっており、
うまくタイミングを狙っていかなければならないように
なっています。

この分析しやすいけど、単純な動きのものが
重複していてしっかりと狙わなければいけないという点が、
クリアできそうでクリアしにくい体感があり、面白い!

例えばこの画像。上部にニワトリがおり、
その左隣りには6台のトロッコがあります。

これらのトロッコは3マスの区間を上下を行き来しているだけ。
一歩ずつ動き、ちょっと止まったら一歩動くを繰り返している
だけです。単純な動きゆえ、すぐに各トロッコの動作は
把握できるのですが、この単純な動きが複数重なっているからこそ
複雑なギミックとなっており、「このタイミングかー!」と思って
飛び出していくと、1台目・2台目ぐらいは突破できても、
3台目ぐらいで詰まってしまい、やられてしまう。

「イケルと思ったのに違ったー!」みたいな感じを随所に感じられ
この絶妙なギミックの配置がとても面白く感じます。

また、この作品は行って終わりではなく、
行って戻るまでになっています。

行きと同じようなタイミングでは突破できない印象の
ポイントも多いので、同じギミックながら行きと帰りで違った
雰囲気を楽しむことも出来ます。

頑張れば使える、ショートカットコースなんかもあり。
自分は前にプレイした時はショートカットコース成功しましたが、
今回再度レビュー用にプレイしたら、
全くショートカット使えませんでした(笑)

ギミック自体はツクールのデフォルト機能を活用している
と思われるのですが、動きの組み合わせを上手く配置しており、
短い時間でしっかりと遊べる内容のACTになっていると思います。

まとめ


わかりやすい規則的な動きで、ゲーム初心者でも
タイミングを考案するチャンスが多い一方で、
規則的な動きをうまく組み合わせ配置しているがゆえに、
見ている以上に体感的な難しさも感じることが
できるような避けアクションゲーム。

うまくタイミングを取りながら、通過していくという
楽しみが感じられる、短くシンプルなゲーム性ながらも
遊べる要素をしっかりと詰め込んでおり、
ついついクリアを目指して遊んでしまう要素のある
避けアクションゲームです。