最近日本では、高齢者ドライバーによる事故が
多発していますよね。

今回紹介していくフリーゲームは、そんな高齢ドライバーの
事故を風刺的に描いている作品「コウレイシャ、子をはねる」を
紹介していきます。

コウレイシャ、子をはねる

コウレイシャ、子をはねるは2017年6月10日に
sepさんが公開された短編のアクションゲームです。

高齢者ドライバーが運転する車を操作して、
病院へと向かうステージ型のアクションゲームです。

各ステージ、制限時間は10秒。
制限時間内に病院へたどりつけば、次のステージへとたどり着けます。

もし、時間切れになってしまったり、
子どもにぶつかってしまうようなことがあれば、
その時点でゲームオーバー。

セーブ機能はありませんが、特定のステージまで
たどり着ければ、途中のステージまで一気に飛べる、
ワープのようなものも登場します。

最初のステージは、動かない子ども中心ですが、
ステージを重ねていくと動く子どもたちも登場。

また、プレイヤーは高齢者ドライバーという設定ゆえ、
通常の方向移動とは逆の方向に動いてしまいます。

うまく運転の癖を意識しながら子どもを引かないようにし、
病院を目指していきましょう。

社会問題化してる要素を組み込んだゲーム性に注目


本作品はステージ攻略型の避けゲー主体なアクションゲームに
風刺的なテーマを入れていることが特徴的だと思います。

子ども・病院・コンビニなど。
ゲームの要素の中には、最近重大化している事故を意識させるような
ものも多め。

また、操作性もただ逆になっているというだけなので、
慣れれば簡単じゃん!と思うかもしれませんが、
秒数制限もあり急いでしまったり、ちょっとした操作ミスで
ミスしてしまうことも度々。

慣れからの余裕を持ったり、集中力が切れてミスしてしまう。

油断や少しのミスで取り返しの付かないことになってしまう要素は、
実際の運転とかと共通する点も感じることができます。

ゲーム的な要素に、問題になっている要素を組み込み、
どちらかと言うと「記憶に強く印象づける」ような点を重視している印象の
風刺ゲームのように思えます。

アクションゲームとして楽しみつつも、
コンビニや子ども、病院に関連する事故とかが起きている
現実を思い出し、同時にゲームを通じて実際の運転と
共通する危険性などを感じることができる作品だと思います。

まとめ


話題になることも多い、高齢者のドライビングを
現実的な問題をイメージさせるような要素を組み込みつつ、
避けゲーとして組み込んでいるフリーゲーム。

風刺系の作品ですので、賛否は分かれる作品だと思いますが、
現実的に起きている問題の要素を捉え、組み込んでいる
挑戦的な作品だと思います。

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