今日紹介していくフリーゲームは
昨日に引き続き、謎解き要素のある脱出ゲーム系の作品で、
昨日とは違う意味で制作者さんにおすすめしたい
「【謎解き?】Dungeon【脱出】」です。
2017年4月24日に枕崎 狼亜さんが
RPGアツマールで公開された短編作品です。
物語としては、シナリオなどもなく、
主人公がある部屋にいるところから始まります。
状況説明などはありませんが、
奥へと進んでいくと、主人公と同じように
この部屋に閉じ込められたと思われる女性が……。
主人公は彼女とともに、この謎の空間から
脱出を目指していきます。
本作品は、謎解きを行いながら奥へと進んでいく
脱出ゲームよりなアクションゲームです。
戦闘・レベル上げなどのRPG要素はありません。
キャラを動かして謎解きを行うようなADVです。
制限時間などもなく、共に行動する女性がヒントをくれるような
機能もついているので、スマホ・PCどちらでもプレイしやすい。
難易度としても比較的簡単な部類に入る謎解きを
行いながら進むことができます。
ワクワク感を一転させるネタゲ性に注目
そんな本作品の最も特徴的な点は、
いきなり変わる方針転換の一言でしょう。
説明パートも非常によく出来ており、
システムとしてもライフ性のあるようなヒント機能があり
謎解きとしてもワクワクするようなポイントが多め。
そんなワクワクとするような要素が出てきたところで、
一気に不意をつくような表現が取り入れられていましす
ギャップ萌えという感じでしょうか。
真面目な雰囲気からネタゲー感を出しており、
そのネタのチョイスも考えられている印象がある。
ネタゲなので、あまり細かく紹介できませんが
上手く逆手に取ることで、
思わず「ええええっーーーー!」と叫んでしまう感じが
個人的にはネタ感あって楽しめました。
フリゲやニコニコらしさも感じて、
かつ作品を公開したことのない作者さんには
役立つメッセージ性も込められており、
思わずニコッとしてしまう作品でした。
まとめ
システムなどを丁寧に描き、期待をもたせ、
一転させるという感じを上手く作り上げている脱出ゲーム。
ニコニコやフリゲらしい感じで最後は仕上げており、
真面目なところとオチの方向性のギャップに
声を上げてしまった作品でした。
説明とかがとても丁寧ですし、作品公開のない
ツクラーさんには勉強になる要素もあるので、
制作者さんにもお勧め。
また、ライトな雰囲気で真面目な方向・ネタ的な方向
どちらでもツッコミどころがある印象だったので
実況などもしやすい作品ではないかと思います。