男性主人公と女性キャラクターと冒険していくような姿は
昔から王道的ファンタジーの要素ですよね。
今回紹介していくフリゲRPGは成人の儀を行うために、
女性友人たちと魔王城へ向かう姿を描いた中編RPG紹介していきます。
今日紹介していく「勇者と封印のクリスタル」は
アーモンドさんが2016年11月24日に公開されたフリゲです。
RPGアツマール初期の頃の作品ですね。
主人公の名前変更あり、ランダムエンカウント採用、
セーブは教会などなど。
昔ながらの王道的なRPG要素を取り込んだ作品で、
自分は2時間半ほどでクリア。
当サイトでは、1時間30分~5時間を中編という形で
設定していますので、中編RPGとして紹介していきます。
今作は、主人公(名前変更可がある日、目覚めた場面から始まります。
なお、、今回は『ハロ』という主人公の名前設定でプレイしたので
ハロ=主人公のことと言う認識で画像は確認して頂ければと思います。
(ちなみにハロという名前はMVデフォキャラのハロルドからとっています)
主人公の村では、成人の儀というものがあるらしく、
「魔王城にあるクリスタルの様子を見に行く」というのが
行われています。
成人の儀に参加するのは、主人公を含む村の4人。
しかし、二人は先に出発してしまったようです。
主人公のことを待っていてくれたアリシアとともに、
先に出発した二人に追いつくことを意識しながら、
成人の儀の最終目的地である魔王城を目指していきます。
冒頭でも軽く紹介しましたが、システムとしては
ランダムエンカウントを採用。バトル形式はターン形式の
サイドビュー視点です。
特徴的な育成システムなどはなく、
レベル上げや装備によって能力値を上げていく。
そして、基本2人以上のパーティ制になっているため、
各キャラクターの特徴を活かして戦っていくことが重要になるような
システムを採用しています。
ド直球な王道RPGシステム! オーソドックスなRPGがたまらない中編RPG
本作品をプレイしていて、とても面白いなぁ……と思ったポイントが
基本的な王道RPGのシステムをしっかりと採用しており、
安定感のあるRPGを楽しめたところだと思います。
例えば、家の中などを調べると、
しっかりとアイテムを手に入れられるようなポイントがあったり。
村人とかに話しかけると、ストーリーに関係することや
周辺の攻略情報に繋がるようなことを教えてくれる。
最近では少なくなりましたが、セーブや異常状態回復周りは
ドラクエの神父さん仕様。
この辺は賛否が別れるかもしれませんが、
個人的には昔ながらのRPGも好きですし、
重要なポイントや教会がない村にもしっかりと
神父さんいるので、しっかりと考えられている印象です。
冒頭から、二人パーティというのも自分的には楽しかった!
最初から仲間になっているアリシアさんはガチ戦士系、
主人公はいわゆる勇者タイプの攻撃&魔法ができるタイプなので、
アイテムなども併せていけば、いろいろな戦略もとれます。
途中で仲間になるキャラクター達も、それぞれの役割傾向が
決まっており、どのキャラでどういった行動をしていくのか。
キャラが増えるほど、色々と考えていける楽しみがあります。
レベル上げやダンジョン探索も伴う作品ですが、
ところどことに選択肢なども多く登場するので、
読まされている感も少なかった感じ。
無口系の主人公ですので、選択肢が出る度に自分ならどれを選ぼうかな?
という、模擬体験的なことにも繋がっている印象。
コミカルな選択肢もあったりしたので、
どれを選ぼうかなと思う楽しみがありました。
終盤には、ちょっとしたギミック要素もあり。
全般としては、ランダムエンカウント採用のレベリングも
重要なRPGですので、オーソドックスなRPG好きの人が特に楽しめるように
中編規模で丁寧にまとめている作品だと思います。
ちょっと気になったこととしては、
ややバグが多かった印象なのと、ちょっと動作が重いかなぁ……という点。
例えばこのポイントとか、上記画像のポイントで
決定ボタン押さないとイベント進行せず、変に動いたりすると
積んでしまったりしたのが放置されてるんですよね。
あとは、初期の頃の作品なので、軽量化とかも
手付かずなのか、ややカクカクすることがあります。
後は蘇生魔法が効果出てないとか、最強装備が装着できないとか。
これらの要素は無視しても進めるのですが、
結構丁寧に使われていて、抑えているポイントは抑えている感じで
いい感じの中編だったからこそ、ちょっともったいないなぁ……と思いました。
一応バグフィックス送っておいたので、
直るといいなぁ……と思っています。
まとめ
2時間~3時間で遊べる、昔ながらのパーティ制RPGが楽しめるフリゲ。
教会セーブやランダムエンカウントでレベリング&装備購入で育てるなど。
スーファミぐらいまでのドラクエと同系統の方向性を
しっかりと築き、ゲームバランスもしっかりとしていたため、
レベル上げなどをしつつ冒険していくような作品を中編規模で
やりたい人には検討してもらいたい作品だと思っています。
やや重い印象なのと、バグによりクセが出てしまっていますが
その点さえ目をつぶれば、しっかりと遊べるように考えられていて、
RPG感を強く楽しみながら遊べる作品だと思います。