2017年4月29日~2017年4月30日に開催のニコニコ超会議で、人気フリーゲーム青鬼を題材に、「青鬼ツクール」という企画が実施されました。

RPGアツマール(現ゲームツクール)への投稿も行うということでしたので、フリゲ周りに関連するかなぁ……と思って実際に行って体験してみました。

実際にどんなことをやったのかなど、イベント概要やフリゲ「青鬼」などと併せて、ご紹介していこうと思います。

ニコニコ超会議2017とは?


ニコニコ超会議2017は2017年4月29日~2017年4月30日に、千葉県の幕張メッセで行われている大規模なサブカル系の体感型イベントになります。

ニコニコ超会議2017

「ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトに、2012年より開催されているイベントで、ニコニコ超会議2017は第6回目。

アニメーショーやゲームショーと言った内容だけではなく、「大相撲」「自衛隊」「政治」など、ニコニコ動画などで人気のあるコンテンツが様々なブースも公開されているのが特徴的です。


▲謎の風船アートとかも。さらに近くでは、痛車が勢揃いしていました


▲ 民進党さんなんかはラーメン系とコラボってるっぽかった


▲今回はアツマールブース中心に取り上げていますが、クリエイターさん向けの団体などがブースも出していたりします

ちなみに毎年赤字の企画みたいですね(笑)

なお、当方参加するのは2回目だったと思います。ニコニコ超会議2……だったかな……??(アニメとかの物販よりのイベントが好きな自分としては、ちょっと方向性違うかなぁ……とか思って1回っきりだった)

また、ニコニコ闘会議など関連イベントも、別季節に開催されています。過去に別途レポートをあげているので、見たい方はこちらもご確認下さい。

イベントレポート | ニコニコ闘会議2017 フリゲ周りを見てきた

「青鬼」とは?


青鬼は2008年に公開されたツクールXP製のホラーゲームです。(制作者:noprops様)

ニコニコ動画を始めとした実況者さんの実況プレイによって、大きく人気が出た作品です。2013年には小説化、2014年には実写映画化など、2016年にアニメ化など、マルチなメディア展開にも繋がっているフリーゲームです。

青鬼の紹介とプレイ感想

昨年12月にはAndAppさんで「青鬼2016」、今年2月にはスマホアプリ盤の「青鬼2」が公開され、現在でも多大な人気を誇っている作品です。

参照:青鬼2016 | AndApp
参照:青鬼2016 特設サイト | ツクールWeb
参照:青鬼2 | App Store
参照:青鬼2 | Google Play

青鬼ツクール


青鬼ツクールは、ニコニコ超会議2017の超ゲームフロアで開催されていた参加型企画です。

青鬼ツクール | RPGアツマール

本記事、1日目に公開していますので、具体的に体験してみてどんな感じだったか紹介をしていくと同時に、4月30日にニコニコ超会議2017へ参加を検討している人向けにおすすめしておくことなどをご紹介していきます。

青鬼ツクールでは何をするの?


青鬼ツクールでは、オリジナルの青鬼を10分~15分程度で、作成することができる体感型イベントです。

青鬼では、「青い人間のような顔つきの敵」が登場し、捕まってしまうとゲームオーバーになってしまうというゲーム要素があります。

今回の青鬼ツクールでは、「青い人間のような顔つきの敵」を、アナタ自身の顔をベースにします。さらにはゲームオーバー時に、あなたの声を元にしたセリフを搭載しているような、オリジナル青鬼を作ることができます。

また、スタッフさんの指示で軽くRPGツクールMVのデータを触れ、RPGアツマールへのゲーム投稿も体験でき、自分の顔や音声をベースにしたデータが搭載されているオリジナル青鬼をフリゲ投稿サイト・RPGアツマールで公開することができます。

簡単に何が体験できるの?

  • 自分の顔や声を元にした青鬼が作れる
  • ゲームの出力~アップが簡単にできることを体験できる!
  • 自分の作品として、オリジナル青鬼をフリゲ投稿できる!

オリジナル青鬼を実際にゲーム投稿するところまで10~15分ほどで
体験できるので、青鬼に自分が~(^-^)という嬉しさだけではなく、
フリゲ投稿の気軽さも体感できます。

また、実際に投稿も行うので、自分のオリジナル青鬼を全国のユーザーにプレイしてもらえる他、知人などにURLを送れば、スマホやPCで遊んでもらうこともできます。

ファミ通.comさんでもレポート掲載されているので、リンクも貼っておきます。

参照:青鬼といっしょにゲーム制作体験を!? “青鬼ツクールpowerd by RPGアツマール”体験リポート【超会議2017】 | ファミ通.com

実際にどんな流れでやったの?


実際の流れはこんな感じでした。

まずブースに行くと、スタッフさんの案内で、上記のような紙にお名前(ペンネームなどでOK)や、公開するときのゲームタイトルを記入していきます。この紙を書き終えて確認してもらった後、写真コーナーへ移動。

スタッフさんの指示の元、正面・横・背後の3つを写真撮影してくれます。写真撮影後は、実際に投稿する作業を行うコーナーへ移動。撮影してくれた写真をスタッフの方がゲーム制作用に加工してくれている間に、声の収録とツクールMVを使って簡単な設定を行っていきます。

青鬼ツクールのマイク

声の収録は、用意されているマイク付きのヘッドセットを使用。実際に収録した後、「これでOK?」みたいな感じで確認してくれるので、OK出したら、スタッフの方が音をゲームで使えるように加工してくれます。

青鬼ツクールのパソコン作業

そして、音の収録が終わったら、ツクールMVのデータを少し修正する作業を体験していきます。最初の紙に記入した青鬼のスピードを元に数字を言われます。スタッフさんの指示の元、ツクールMVから「コモンイベント」という機能に入っている青鬼の動きを管理しているデータ部分の一部設定を4箇所ぐらい変更していきます。

内容としては、数字の修正だけです。ツクールなどゲーム制作経験のある人であれば
「変数の代入」の数値を変えるだけ~という簡単な作業です。

この辺までで、撮影してくれた画像をゲーム用に、青鬼風加工したものが完成してくるので、スタッフさんが写真をゲーム内に入れてくれます。

写真とゲームの修正が終わると、公開作業です。ゲームをウェブ公開できるように出力する作業を、スタッフさんに教えてもらいつつ実行。

青鬼ツクールの青鬼アップロード中

その後、RPGアツマールのサイトへアクセスし、各自が持つニコニコアカウントでRPGアツマールにログイン。出力したデータの選択やタイトル・公開ページに表示するメッセージを、スタッフさんの指示の元に該当箇所へ入力を行い、ゲームをアップロード。

20~30秒ほどで公開が始まるので、スマホで公開されたことを確認し、RPGアツマールからログアウト。シールを貰って終わりという感じです。

10分~15分でゲーム投稿ができるので、
初めての方はもちろんのこと、エターナってて、
未だに作品公開できていない方。

初投稿作品作るチャンスです(笑)

ニコニコ超会議2017で青鬼ツクールをやろうと思っている人へ


本記事開催中に書いておりますので、今日の夕方や2日目以降に参加しておこうと思っている方向けに、いくつか情報もおまけで書いておきます。

事前に準備した方がいいものはある?


特にありませんが、RPGアツマールへのログインを会場で用意されているPCを使って行うため、ニコニコアカウントへのログインID(メールアドレスなど)とパスワードは確認しておくといいかと思います。

自分は「やべっ、これであってるかな……」と、手こずったらどうしよう……とかちょい心配になりました。(うろ覚えなのが合ってたので、一発では入れてよかったw)

後は、ゲームオーバー時のセリフを求められるので、面白いの付けたい方は考えておくと良いと思います。

写真撮影とか嫌なんだけど


会場でマスク着用確認したところ、問題ないとおっしゃっていました。また、お面で撮影していると思われる方も別の体験者さん見るといるようですので、お面を持っていくといいかと思います。(A4で顔グラ印刷して、輪ゴムか何かつければ簡易的なお面できると思う)

混雑具合は?


自分は朝イチ(10時30ぐらい?)に行きましたが、まだ人は数名程度しか来てないとのことでした。

青鬼ツクールは入場口とは別館のホール9で実施されているため、開始速攻で行くと、ホール9自体人が少ないので、余裕を持って参加できると思います。

なお、公式ツイッター見ると、夕方ぐらいからは30分待ちとかになってるみたいなので、とにかく確実にささっとやりたい人は、開始直後に行くことおすすめします。

フリゲアップに慣れてるツクラーなら行く意味はある?


基本的にフリゲを公開するという体験に特化していたイベントだったので、青鬼とか興味ないよ! 俺は純粋にゼロベースで作った作品が好きなんだ!という人であれば、そこまで優先度は高くないと思います。

ただ、音声収録~加工の部分とか見れますし、アツマライオンシール貰えます。

ちなみに自分は、あまり音声系のツールとか詳しくなかったので、Audacity使えば収録から加工までできそうなんだ!と知ることができました。(ノイズ修正にしか今まで使ってなかった人)

まとめ


ということで、簡単にですがまとめてみました。

ゲーム制作をガッツリやる~というよりかは、ちょっとした変更してゲームを投稿を行い、実際に公開されているということに喜びを感じられる、「公開する楽しみ」「ツクールの手軽さ」をすごく体感できるようなイベントだったと思います!

ですので、どちらかというよりかは、ツクラーさん向けというよりかは、自作ゲームに興味はあるけど、一歩踏み出せない!という人向けのイベントです。新しい制作者さんが、フリゲに入ってきてくれるかもしれない!と思えるような楽しい企画でした。

自分的には、ツクラーさんの年齢層が上がってきている印象もあるので、こういう企画で若い人ももっと入ってきて、世代を超えて自作ゲーム制作の話なんかがもっとできるようになればいいなぁーとか思っています。

毎回同様、だらだらな感じに書いている感じになりますが、今後のフリゲ周りのイベントなどが開催された時、みなさんが行くか行かないかの参考などになれば、幸いです。