最近体調崩していたので、レビューお休みしていましたが、
やっとこさ調子もよくなりましたので、
レビューも再開していきたいと思います、

今日紹介していきますのは、
2016年11月に公開された短編ゲーム、
「ゴミ箱の主人公」です。

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参照: ふりーむDLページ

王道的なRPGからアクション・パズル的な要素の
作品まで多数公開されている、Tokusakaさんが公開された
超短編アドベンチャー系ゲームです。

戦闘がなし、会話メインのアドベンチャーRPG。
物語を読み進めながら、ちょっとした行動をするだけの
短い作品になっています。

「ゲーム制作途中で放棄された主人公たち」をテーマに
短いながらもしっかりとした展開要素もある作品です。

ストーリー&システム


本作品はある男、ハロルドが目覚めた所から
物語が始まります。

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魔王を恨み、倒すために行動をしてきた……
そんな彼の「設定」を語られていきますが……

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この世界は、どうやら「ゲーム制作途中で放棄された主人公たち」が
辿り着く世界だったようです。

自身が「放棄された」ことを知るハロルドは、
この世界をとりあえず歩いてみることにしてみます。

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ゴミ箱の主人公では、戦闘などは一切なく、
創作が放置された主人公たちが集まるこの世界を
探索していくミニアドベンチャーRPGです。

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世界を歩いていくと、彼自身の存在を意識させられるものや、
彼と同じような境遇にある人々と出会うことができます。

そして、彼らがどのようになっていくのか……。
数分の作品ながら、ストーリーの起承転結もある
読み物よりの簡易行動を行う作品になっています。

「放棄された主人公達」哀愁漂う世界観に注目


この作品では、創作が放置された世界を
ある意味哀愁漂うように描いています。

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置かれているものや出会う人々は、
どことなく、胸が痛くも感じられる描写や会話を
彼に投げかけてくれています。

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しかし、この哀愁漂う世界観がうまくストーリーの展開にも
貢献させるような作りになっており、
終わった後には何か明るい気持ちにもなるような
作品構成になっています。

イメージ的には酷い境遇な状態から始まる、
絵本とかに近い感覚を味わえる作品で、
小さい空間と規模の中で、ストーリーにも反映する
世界観がよくできている作品でした。

エンディング演出はもっと大きい演出が欲しかったかも!


全体的に短編ストーリーとして良く出来ていると思うけど、
強いてあげるとすれば、エンディングがちょっと地味だったかなぁ……
というような印象がありました。

悪くはないと思うのですが、短い作品で一気に物語が動き出すと、
エンディング直前まで「きっとこうなるだろう」という
気持ちがうまく蓄積されるような内容になっているんですよね。

実際にエンディングも満足いく内容なんですが、
想像していた通り過ぎるような印象もあり、
良かったんだけど想像通り過ぎる&映像としての変化も少なめで
内容に対して地味な感じにも見えてしまう可能性がある気がしました。

夜のアミューズメントパークのショーみたいに、
暗かった所から明るくなるみたいなのって
大きく印象を与える効果もあると思うので、
統一された素朴な世界観を最後で崩すぐらいした方が
よりエンディングの晴れやかさが出たんじゃないかなぁ……
という感じがしました。

まとめ


5分間ほどで楽しむことができる、物語性の強い簡易ゲーム。
「創作を破棄された主人公」というフリゲ界隈なら想定するキャラクターを
使って、うまく短い内容でストーリー性を出していることが
特徴的な作品です。

ちょっとした時間にプレイするシナリオ重視作品として
楽しめる作品でした。

ゲーム情報詳細


制作ソフト:
RPGツクールMV(DL形式)
作品の長さ:
超短編
(管理人クリア時間:4分)
難易度傾向:
かんたん!
制作者:
Tokusaka さん
ダウンロードページ:
ふりーむ

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