盗賊団の一員である主人公が、
裏で怪しい活動をしている村長の家に忍び込む!
侵入実行者とオペレーターの軽やかな交流も楽しみつつ、
オーソドックスな探索ゲームを楽しめるフリゲ
「Greetice」を今日は紹介していきます。
Greeticeは玖壱さんが2017年5月14日に
RPGアツマールへ投稿された探索ゲームです。
盗賊団の一員である、シルフがオペレーターのカミルのサポートを
受けつつ、町長の家を探索していきます。
町長には悪い噂があり、どうも裏金やあやしい取引で
お金を溜め込んでいる様子。
主人公は町長の家を探索していき、隠されたお金を探していきます。
本作品は主人公キャラクターを動かして、
マップ上のいろいろなポイントを探し、
金が隠されている隠し部屋にたどり着くことが目的の
アドベンチャーRPG作品。
マップ上を調べると、いろいろな反応が出たり、
ギミックやアイテムが登場することもあります、
手に入れた情報やアイテムを活用して、隠し部屋にたどり着き、
お金を盗み出すことを目指していきます。
本作品の面白かったポイントは、気軽にプレイできる
探索ゲーム感と、主人公&サポートキャラの軽快な会話だと思います。
本作品はいくつか謎解きの要素もあるのですが、
全部の要素が軽く暗記すればOKぐらいの難易度になっており、
メモとか取らなくてもいいぐらいなギリギリの難しさで
まとまっている印象です。
これは簡単過ぎる!という訳ではなく、項目数が少なかったり、
ヒントになる部分はサイド調べると会話イベントなどが省略されていて、
確認なども素早くできるんですよね。
ですので、わからなくなったらもう一度調べたりすると
再度素早く表示してくれるので、覚えて起きやすい。
直接攻略につながるポイント以外も、ものに対する反応などを
表示してくれることも多いので、色々なポイントを調べていく
楽しみなどもある印象があります。
所々に出てくる、主人公シルフとサポーターのカミルの
会話やり取りも、お互いが信用している反面、上段を言い合える仲ぐらいの
感じがひしひしと伝わってきて、キャラ感を強く感じさせてくれます。
いい相棒という感じが伝わってくる感じでしょうか。
ゲームの邪魔にならないぐらいの絶妙な長さで会話を
入れてくれているので、ストーリー感が絶妙に出ています。
この作者さんの過去作は2作品ほどプレイして
当サイトでも感想公開しているのですが、
過去作品がシンプルなもの多い反面、今回は基本に忠実な
要素をしっかりと抑えつつ、遊びやすさやキャラ性も反映しており、
しっかりと遊べる内容に仕上がっている印象です。
全然作者さん情報確認せずにプレイ始めたのですが、
このサークルさんの作品だったのか!と、少し驚きを感じるぐらい
方向性やレベルが上っている印象もありました。
シンプルな脱出ゲームを絶妙な難易度で作り上げ、
キャラクターとのやり取りなども入れて厚みも入れている。
ツクールのデフォ機能中心のゲームとしては
ポイントを抑えてしっかりと作られている作品に感じました。
まとめ
絶妙な難易度の探索ゲームとキャラ感が感じられる
安定感のある印象なアドベンチャーフリーゲーム。
簡単すぎず難しくなく、メモなどもギリギリ不要で遊べるぐらいの
難易度、ヒント再表示時には簡略化して表示する、
こまめにいい感じのキャラ交流を描くなど。
ツクールMVのデフォ機能を使った、基本に忠実な探索ゲームとしては
レベルの高さを感じるゲーム。
クリア時間自分は18分ほどだったので、
短い時間で楽しめるゲームを探している時に
お勧めなんじゃないかなぁと思える作品でした。